PHPのコード問題を突くSantyワームの亜種が出現
Santyワームの新しい亜種によって、スクリプティング言語PHPで構築されたWebサイトが危険にさらされている。こうしたサイトを守るためには手作業でコードを修正する必要があるかもしれないと、セキュリティ専門家が先の週末に警告を発した。
Santyワームの先のバージョンは掲示板ソフトphpBBの特定のバグを悪用しており、このソフトにパッチを当てれば攻撃を防ぐことが可能だった。これに対して「Santy.C」「Santy.E」などの新しい亜種はもっと一般的な脆弱性を突いており、PHPスクリプトに任意のファイルを組み込める状態になっているサイトが標的になる恐れがあると、仏K-OTik Securityの専門家は指摘している。
Santy.CとSanty.Eの動作はSanty.Aとは大きく異なるため、K-OTikのアドバイザリーではこのワームの名称を「PhpInclude」に変更したと、同社は12月26日に説明。このワームはPHPのWebページに共通するプログラミングエラーをターゲットとしており、Google、Yahoo!、AOLなどの検索エンジンを使って脆弱性のあるWebページを検索、PHPで「include()」「require()」の機能を使っているサイトを探し出すという。
これら機能はWebページ内でファイルのコンテンツを組み込むのに利用される。サイトの設計者がこの機能に受け渡すパラメータを十分チェックしないまま使っていた場合、攻撃者がこれを悪用してそのWebページに任意のファイルを組み込ませることができてしまう。Webサーバの設定によっては、そこからマシン全体を乗っ取られてしまう可能性もあると、K-OTikは警告している。
こうした攻撃を防ぐためには安全なやり方で「include()」と「require()」機能を使うよう、サイトのコード修正が必要になるかもしれない。
Copyright(C) IDG Japan, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
パナソニックHD子会社、使用禁止の生成AIに従業員約33万人分の個人情報をアップロード
-
2
「Claude Mythos 5」、危害の兆候を顧みず実在の開発者を標的に──AnthropicとAISIが分析結果を公開
-
3
PHP脆弱性でいち早くサービス停止したコドモン 背景に「被害が出てからでは取り消せない」
-
4
GMO、不正取引の被害額を補償へ 見舞金5000円も 「お名前.com」FX用VPSへのサイバー攻撃で
-
5
「お前らの作品は所詮コピーだ」――富野由悠季さん、プロ論を語る
-
6
GMO、「能動的サイバー防御」発動を政府に要請 「お名前.com」FX用VPSへの攻撃で
-
7
「AIでエンジニア派遣は不要になる」のか? 各社に肌感を聞いた 求められる人材、明確に変化
-
8
ロリポップ改ざん問題でツイート炎上のGMO熊谷社長、「強気すぎた」と謝罪
-
9
コミックシーモア、流出は最大約420万件に メールアドレスや生年月日など 不正アクセスの経路特定・遮断は完了
-
10
「お名前.com」 のFX自動売買VPS、不正アクセスで金銭被害か 「600万円の損失」「55万円なくなった」……報告相次ぐ
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR