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Google、Webページ表示高速化ツールを公開

Googleは、Webページの表示を高速化する新ツールのβ版を公開した。対象となるのは非暗号化Webページで、現段階で効果が発揮されるのは、北米と欧州のみ。

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 米Googleは、Webページの表示を高速化する新ツール「Web Accelerator」のβ版を公開した。ダウンロードしてインストールした時点から自動的に、以前よりも高速でページがロードできるようになるという。

 インストールするとブラウザ上に新しいツールバーが表示され、時計の針のアイコンで、ロードにかかった時間がどれくらい短縮されたかを表示する。

 ただ、現段階で北米と欧州以外では、ロード速度にあまり変化はないかもしれないと断っている。ブロードバンド向けに最適化されているため、ダイヤルアップの場合もあまり効果はないという。

 表示高速化の仕組みは、Web Acceleratorトラフィック処理専用のGoogleマシン経由でユーザーのページリクエストを送信し、よく参照するページのコピーを保存して高速にアクセスできるようにする。ページが更新された場合はアップデート部分だけをダウンロード。特定のページはユーザーのコンピュータに前もって取り込んでおく。遅れを解消するためにユーザーのインターネット接続を管理、データはユーザーのコンピュータに送信する前に圧縮される。

 高速化の対象となるのは暗号化されていないWebページのみ。HTTPSで暗号化されたページはセキュリティ上の理由から対象とせず、MP3といったWebページ以外のデータダウンロードも高速化されない。

 OSはWindows XPとWindows 2000 SP3以降に、ブラウザはInternet Explorer 5.5以降とFirefox 1.0以降に対応している。

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