孫社長が掲げる“ボーダフォン4つの約束”(1/2 ページ)
「買ってよかった。手応えを感じ始めている」──ソフトバンクが黒字転換を果たした2006年3月期連結決算の発表会は事実上、巨額の買収を果たした携帯電話事業の戦略説明の場になった。ボーダフォン社長も兼任する孫正義社長は、「つながりにくい」などと指摘されてきた3Gネットワークの増強や、端末ラインアップの強化など「4つのコミットメント」を明らかにし、「急激な改善」を約束した。
「時間を金で買うため」という史上最大規模の大型買収は4月27日に完了。「それから2営業日目にはソフトバンク本社(東京・汐留)への引っ越しが完了した。ボーダフォン社員は『スピードのソフトバンクとはこのことか』と驚いている」(孫社長)
迅速な行動でシナジー効果を高める一方、ボーダフォンのスタッフとの話し合いも進めている。孫社長は「日に日に自信が高まっている。これは行けるのではないか。直さなければいけないところはたくさんあり、効果がはっきりするのは半年から1年かかるだろうが、買って良かったと手応えを感じている」と話す。
「直さなければいけないところ」
「直さなければいけないところ」として孫社長が挙げたのは(1)3Gネットワークの増強、(2)3G端末の充実、(3)コンテンツ強化、(4)営業体制/ブランディング強化──という「4つのコミットメント」だ。
「カバー率が十分ではない、つながらないなどの理由から解約が多かった」という3Gネットワーク強化は急務だ。このため3G基地局を現行の2万局から本年度内に4万6000局に増やす。NTTドコモは4万6000局に増やす方針が一部伝えられており、追加投資でこれを上回るインフラ整備を決断した。設備投資額は「数千億円の下の方」という。高速通信が可能なHSDPAも今秋に始める計画だ(関連記事参照)。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
個人向けGeminiのモデル選択が厳格化 無料ユーザーが使えるのは「Flash-Lite」のみに
-
2
「Androidのマイナンバーカード」提供へ 20日から 物理カードなしでも本人確認など可能に
-
3
「OpenAIの文化は壊れている」──安全性報告書を統括した従業員が退社し、寄稿
-
4
タイムズカー漏えいで集団訴訟の動き、登録3000人弱 呼び掛けた弁護士に聞いた──「謝罪で済む案件ではない」
-
5
日経社員のGoogle Workspaceに不正ログイン 1646人分の個人情報漏えいか
-
6
再び浮上した「クレカ表現規制問題」 クリスタやpixiv FANBOXの騒動からマンガ家が感じた不安と焦り
-
7
「アバハウス」全顧客の情報漏えいか 会員・受注DBに不正アクセス 「不審な返金メール届いた」報告で判明
-
8
日経社員アカウントからなりすましメール9000件 「Microsoft 365」に不正ログインか
-
9
ドコモ、一部のユーザー情報をGoogleに無断送信 1万6000件でRCSの同意画面出ず
-
10
第一生命に不正アクセス 従業員情報12万人分漏えいか 退職者も対象
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR