IE 7「苦難の」インストール体験(1/2 ページ)
米MicrosoftのInternet Explorer(IE)7.0については、わたしは既にレビュー記事を幾つも読んだし、eWEEK編集部のアナリストらもこのブラウザを気に入っている。もはや自分だけFirefoxに忠誠を尽くすこともなかろうと思い、かつてIEを介してわたしのコンピュータに忍び込んできていた数々の気色悪いウイルスのことは水に流し、このMicrosoftのインターネットブラウザの最新版をダウンロードし、アップグレードしてみることにした。
まずは、Firefoxを使ってIE新版をダウンロードする。Microsoftのプログラムは親切にも、OSの種類を自分でクリックするよう求めてくる。でもわたしは、自分のOSがXP Service Pack 2であることは分かっているので、特に問題はない。そして、ダウンロードが始まる。
2分後には、14.8Mバイトのダウンロードが完了し、インストールの準備が整った。この極めて科学的なテストにおいて、わたしは自分のThinkPad X40上の小さな時計で時間を確認することにした。この時点で、時刻は東部標準時の午後2時2分。
ではここで、インストールの実況中継に入る前に、ちょっとしたMicrosoftクイズの時間としよう。Microsoftはインターネットを発明しただろうか? 答えは、ノーだ。では、Microsoftはインターネットがこれほど重要な存在になると考えていただろうか? 答えは、イエスだ。ただし、Microsoftがその重要性に気付いたときには、既に同社はNetscapeなど多くの競合他社に大きく後れを取っていた。
Microsoftが提供した最初のブラウザの名前は何だったか? 盗作を避けるために、ここではWikipediaからの情報をそのまま引用することにしよう(わたしに言わせれば、Wikipediaの説明はほかの情報源よりも正確と思える場合が多い)。Wikipediaには次のように説明されている。
Microsoftは当初、Netscape Navigatorブラウザのライセンスを受けようとしたがうまくいかず、結局、SpyglassからMosaicのライセンスを受けることにした。
1995年、MicrosoftはSpyglassからMosaicのライセンスを取得し、Internet Explorer(IE) 1.0の基盤とした。IE 1.0はMicrosoft Plus!ソフトウェアパッケージにおいて、Windows 95用のアドオンとしてリリースされた。
この契約では、Spyglassが四半期ごとのMosaicの基本ライセンス料に加えて、MicrosoftのIEの売り上げの一部を特許権使用料として受け取ることになっていた。
引用はここまでとする。これで、おおまかな流れは振り返れた。あと1つだけ付け加えておきたいのは、実際のところ、MicrosoftがSpyglassの基盤を離れ、強力な競合ブラウザを開発できたのは、ようやくIE 3.0の段階になってからだったという点だ。
あれ、ちょっと待って。画面に何か表示されている。これは何だろう? これが、例のMicrosoftの海賊版対策プログラムなのだろうか? ユーザーのコンピュータで動作しているWindowsが違法コピー版ではなく正規版であることを確認するためものだ。
なになに、メッセージによれば、このインストールプログラムは親切にも、IE 7をインストールする前にWindowsが正規版かどうかを確認しなければならないらしい。
画面には、「あなたのWindowsが正規版であることを証明しなければならない」と書かれている。ただし、もしそれを証明できなかったとしても、Microsoftがすぐさま我が家の玄関前に警官を送ってくるわけではなさそうだ。
メッセージには、こう書かれている。「Microsoftは検証プロセスで集めた情報を個人の特定や連絡には使いません」
それはそれは、ゲイツ警部、どうもありがとう。Firefoxユーザーを増やすという意味では、この警告メッセージはおそらく、ほかのどの機能よりも有効なのではなかろうか。もちろん、わたしは普通の一企業ユーザーであり、それを証明するための書類もある。だから、ためらうことなく検証ボタンをクリックできる。そして、検閲を通過する。
この時点で、システムの時計は2時7分を示している。ここまで5分というのは悪くないタイムだ。これまでのところ、何も問題も起きていない。それに、Microsoftからのメッセージもなかなか面白い。
Editorial items that were originally published in the U.S. Edition of “eWEEK” are the copyrighted property of Ziff Davis Enterprise Inc. Copyright (c) 2011. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
資さんうどん、従業員の退職理由などが外部から閲覧可能に 委託先の勤怠システムに設定不備
-
2
松屋の公式アプリとWebサイトが停止 不正アクセスを検知、モバイルオーダーや弁当予約も使えず
-
3
「PayPay連携の銀行から、お金全部盗られた」被害報告……原因と対策は? PayPayに聞いた
-
4
ベネフィット・ワンの委託先に不正アクセス セゾン会員向け優待サービスで約2.9万人分の個人情報漏えい
-
5
NEC、委託先の情報漏えいで謝罪 「セキュリティ事業を手掛ける企業として反省」
-
6
グッスマ、顧客の2800人のカード番号全16桁+セキュリティコードなど流出か 下4桁は40万枚分
-
7
JALの予約システムに不正アクセス 約9万人分の予約情報が漏えい 一部ではパスポート番号も
-
8
VTuber「兎田ぺこら」グッズにSNSで風評被害→示談成立 「保護者同伴で謝罪などがあったため」
-
9
渦中のGMO、熊谷代表の発信は“火に油”か? 「経営トップが自ら広報」の功罪
-
10
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR