AppleとCisco、対立の原因は?
「iPhone」の商標をめぐるAppleとの交渉が成立しなかったのは、金が問題ではない――Cisco幹部がAppleに対する商標侵害訴訟について説明した。
Ciscoの上級副社長兼法務顧問マーク・チャンドラー氏は公式ブログで、同社が10日に起こした訴訟は、Appleのクールな携帯電話に反対するものではなく、ロイヤルティーに関するものでもなく、商標侵害訴訟であると強調している。
同氏によると、Ciscoは2000年にInfogear買収を通じてiPhoneの商標を取得した。この商標は、iMacやiPodが登場する前の1996年に、Webアクセスと電話を組み合わせた製品を開発していたInfogearが登録したものだ。
Appleは最初は2001年にiPhoneの商標に関してCiscoに打診してきたという。また過去1年間で何度か使用許可を求めてきたとチャンドラー氏は述べている。
Ciscoは過去数週間、協業とiPhone商標の共用についてAppleと交渉してきた。合意は間近だったものの、Appleから実質的な連絡があったのは、iPhone発表の前日の8日午後8時以降だったという。
チャンドラー氏は、両社が合意に至らなかった理由は、お金やロイヤルティー、Ciscoの製品やサービスとの交換ではなく、Ciscoのオープンなアプローチにあるとしている。CiscoはApple製品との相互運用性を実現することを望んでいた。またCiscoは、消費者を混乱させないように両社の製品を差別化することも求めていた。このオープン化と明確化が問題だったと同氏は述べている。
「もしも誰かがiPodという名前の製品を発売して、違うビデオフォーマットを使っているから問題ないと主張したら、Appleはどう反応するだろうか?」とチャンドラー氏は問いかけ、Appleは自社の商標権を積極的に行使しているが、それは相互的(相手の権利も尊重する)でなくてはならないと主張している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
肖像画をChatGPTに読み込ませて出力→加工して納品 委託先による著作権侵害で、小学館「サライ.jp」が謝罪
-
2
新作「鬼武者」にハマったマンガ家が熱弁する、他とは違う“パリィ”の魅力とは?
-
3
経営「AIでラクして早く帰って」→社員「帰らない」 工数最大9割減のDeNAも悩むAI効率化の壁
-
4
“自動で耳コピ”アプリ、ヤマハが無料公開 音源読み込み→3分でピアノ譜に
-
5
河川監視のライブカメラ水没か――千葉豪雨、村田川の映像が水中に 「こんなの初めて見た」
-
6
農水省の“クソダサ”ポスター話題 「AIよりよっぽど良い」の声も 担当者に狙いを聞いた
-
7
YouTube、収益化基準を2027年に大幅引き上げへ 新規参加条件が従来の2倍に
-
8
「Xであなたをブロックした人が分かる」サイト拡散 ソースコードを見たら、IDとパスワード外部送信
-
9
Googleの「Gemini」も能力テスト中に実在企業3社に侵入──WSJ報道
-
10
幻の「ちいかわ」コラボ第3弾皿、捨てちゃうの? くら寿司に聞いてみた
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR