Mozilla Labs、オープンなWebアプリストアのプロトタイプを公開
Mozillaが、さまざまなWebブラウザで利用できるオープンな「Open Web Apps」と、そうしたWebアプリを扱うアプリストアのコンセプトを発表した。Googleの「Chrome Web Store」をよりオープンにしたものになるようだ。
Mozilla Labsは10月19日(現地時間)、有料・無料のオープンなWebアプリを提供するためのいわゆるアプリストアシステムのプロトタイプを発表した。このアプリストアはデスクトップおよびモバイルのWebブラウザ(Firefox 3.6以降、モバイル版Firefox、Internet Explorer(IE) 8、Google Chrome 6、Safari 5、Opera 10、WebKitベースのモバイルWebブラウザ)で利用でき、ユーザーはこのストア内でWebアプリのインストール、管理、起動ができるという。
このコンセプトは、米Googleが5月に発表し、年内に立ち上げる予定の「Chrome Web Store」に似ているが、Mozillaはアプリストアで公開するWebアプリをよりオープンな「Open Web Apps」と定義している。Open Web Appsは、HTML、CSS、JavaScriptを使って作成されており、対応するWebブラウザの「ダッシュボード」やPCのデスクトップおよびモバイル端末のホームスクリーンにインストールできる。
こうしたWebアプリは、アプリストアのOpenIDを利用した認証システム経由で購入できる。ユーザーは一度購入したアプリを複数の端末・Webブラウザで利用でき、ダッシュボードに登録したアプリを横断した検索が可能。また、開発者は特定の企業による審査を受けることなく自由に複数のアプリストアでWebアプリを配布できるという。
Mozillaは、Open Web Appsのデモ用のアプリストアや、技術文書、ソースコードを公開している。
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