Xiaomi、米国でAndroid TV搭載の「Mi Box」を69ドルで発売
中国Xiaomi(小米科技)が米国でGoogleの「Android TV」ベースのSTB「Mi Box」を69ドルで発売した。4K/HDRをサポートし、「Google Cast」やGoogleの音声検索も搭載する。
中国Xiaomi(小米科技)は10月3日(米国時間)、4K/HDRサポートのSTB(セットトップボックス)「Mi Box」を米国で発売した。価格は69ドル(約7000円)で、自社のオンラインサイトおよびWalmart.comで販売する。
単純には比較できないが、米AppleのSTBである「Apple TV」の下位モデル(32GB搭載で149ドル)の半額以下だ。
米Googleの「Android TV」ベースで、「Google Cast」も搭載するので、STBとしてだけでなく、PCやスマートフォンのコンテンツをテレビにキャストすることも可能だ。また、Googleの音声検索機能も搭載する。
元GoogleのAndroid端末担当幹部で現在Xiaomiのグローバル担当副社長を務めるヒューゴ・バーラ氏は発表文で、「Googleとの協力で米国のMiファンのみなさんにMi Boxをお届けできて嬉しい。これはXiaomiにとって記念すべき一歩だ」と語った。
Xiaomiは4K/HDR非対応のMi Boxを中国で2013年に発売し、既に1500万台以上販売している。
Mi BoxのプロセッサはARMベースの4コアCortex-A53で、Mali 450(GPU)、2GBのRAM、8GBのFlashメモリを搭載する。USBポートがあるので、HDDなどの外部ストレージを追加できる。サイズは101×101×19.5ミリで重さは176.5グラム。色は黒のみ。
Android TVベースなので、Netflix、Pandora、VUDU、Pluto TV、Red Bull TVなどがプリインストールされている他、Google Playのゲームもプレイできる。テレビ用リモコンの他、Bluetooth接続可能なゲームコントローラも用意されている。
Xiaomiは2015年にまずはヘッドフォンなどのスマートフォンの周辺機器の販売で米国に進出している。
Googleが4日に開催する発表イベントではVRプラットフォーム「Daydream」のヘッドセットも発表されるとみられている。XiaomiはDaydream対応スマートフォンのパートナーなので、イベントでXiaomi製ヘッドセットも披露されるかもしれない。
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