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「かつてないほどの優先度」 マイクロソフトがAI人材育成に本気な理由 経営層など対象(1/2 ページ)

日本マイクロソフトが、経営層やビジネス変革を進める経営企画担当者などに向けたAI学習プログラムを提供。無料のオンラインコンテンツと、有料のワークショップを用意する。

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日本マイクロソフト執行役員 常務の岡玄樹さん(マーケティング&オペレーションズ部門担当)

 日本マイクロソフトは9月11日、経営層や管理職向けにAI活用への理解を深める学習プログラム「AIビジネススクール」を提供すると発表した。受講者がAIを活用した事業変革への理解を深められるよう、無料のオンラインコンテンツや有料のワークショップを提供する。多忙な経営層が受講しやすいよう、コンパクトで分かりやすいコンテンツを用意したという。

 日本マイクロソフト執行役員 常務の岡玄樹さん(マーケティング&オペレーションズ部門担当)は「今や技術者だけでなく、ビジネス変革を担うリーダー層がAIを理解することは不可欠。長年、人材育成事業に取り組んできたが、かつてないほど(AI人材育成の)優先順位が上がってきている」と語った。


 オンラインコンテンツは、フランス発のビジネススクールINSEADと共同開発したグローバル向け教材を日本語に訳したもの。教材はテキストと動画で構成され、組織におけるAIの役割を戦略的かつ総合的に考えるためのフレームワークや、製造・小売など業界別のAI活用事例などを紹介している。合わせてパートナー企業によるハンズオン形式のセミナーも提供する予定だ。


オンラインコンテンツの例

 10月からは社員研修形式のワークショップ「AI Biz Camp」(有料)も提供。起業家・エンジニア養成学校の「G'sAcademy」(運営はデジタルハリウッド)と連携し、経営層や社内エンジニア向けにAIによる業務変革の全体像を把握するための半日間の実践的なプログラムを用意する。

 受講者が手を動かしながらAI活用を体感できるようにするというが、Pythonなどを使ったプログラミングはせず、主にBIツールを使うという。受講者は「MS AI Guild」というコミュニティに所属し、月1回の情報交換会やセミナーなどに参加できる。

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