レビュー

1台4役の“お手軽”デジタルテレビノートPC、「dynabook TV」の実力は地デジ+レコーダー+高音質オーディオ+PC(3/3 ページ)

dynabookシリーズ初の地デジ搭載モデルが「dynabook TV」。比較的導入しやすい価格帯とともに、1台4役のお手軽テレビチューナー搭載モデルとして展開する。

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ベンチマークテストの結果

Windows エクスペリエンスインデックスの結果

 PCとしての性能は、ベーシックモデルに位置付けるモデルながらもかなり高い。CPUにCore 2 Duo P8700(2.53GHz)、4Gバイトのメインメモリ(2Gバイト×2、DDR2-800)、400GバイトのHDD(Serial ATA/5400rpm)を搭載し、インターネットやOfficeはもちろん、おおむねの作業を機敏にこなす。HDMI出力端子を備えるので、別途外部の高解像度ディスプレイや同社のREGZAシリーズなどの家庭用テレビへ画面を表示することも可能だ。

 ベンチマークテストの結果は、同じく夏モデルでCore 2 Duo P8700(2.4GHz)を搭載する「Qosmio F50/86J」とより若干高い値となった。ecoモードはAV系機能利用時に使うシーンは少ないものの、CPUのクロックダウンやディスプレイの明るさ、飾り要素のロゴやタッチセンサーキーのイルミネーション消灯などを施し、消費電力を通常モードの約30ワットほどから20ワットほどに抑えられる。

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 dynabook TV/68J2の想定実売価格は18万円半ばとなる。昨今、“お手軽ノートPC”として購入するには少々高価かなと思え、ほぼ同サイズ、同クラスのデジタルテレビチューナー搭載モデルを望むなら、SpursEngineとAVCREC機能も備わる「Qosmio F50」シリーズなどもあるので、選択は悩ましい(ただ、2009年7月現在、16万円台[+D Shoppingで最安値を調べる]で販売するWeb店舗などもある)。

 とはいえPCとして見ると、据え置き型ノートPCのスタイルで基本的なインターネット利用を中心とするユーザーはほぼ不満は生じであろう高い基本性能を備えている。メインストリームのdynabook TXシリーズに「どうせなら地デジも欲しい」と考える人、かつWindows 7への優待アップグレード対応機種の導入を検討する人に向くシリーズと言える。

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