レビュー

2万円安く長時間駆動──7万円台のCULV版「HP Pavilion Notebook PC dm3i」も捨てがたい金属ボディのニクいヤツ(2/3 ページ)

13.3型ワイドのディスプレイとメタルボディが特徴の日本HP「HP Pavilion Notebook PC dm3i」。高速なハイパフォーマンスモデルに続き、2万円安く、2時間余分にバッテリー駆動する「ベーシックモデル」のパフォーマンスを検証する。

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確かに速度はそれなり──ただ、“一般用途”では問題なし

 パフォーマンステストは、dm3i ハイパフォーマンスと同じ「PCMark05」「3DMark06」「FINAL FANTASY XI Official Benchmark 3」とともに、デュアルコアCPUのレンダリング性能を計る「CINEBENCH R10」、新世代のPC/3D総合ベンチマークソフト「PCMark Vantage」で計測する。

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dm3iハイパフォーマンスモデルと比較したパフォーマンス差(左) Windows エクスペリエンスインデックスの結果(右)

 パフォーマンステストの結果を見ると、やはり標準電圧版Core 2 Duo SP9300と外部GPUのGeForce G105Mを搭載するdm3iハイパフォーマンスモデルより少々劣る。ゲームやハイビジョンクラスの動画再生、動画・音楽データのフォーマット変換などのエンターテインメント寄りの利用シーンにおいては他社のCULVノートPCと同様に、ある程度の割り切りは必要だ。HDDのみごくわずかに高い値だが、こちらは同じ320Gバイトの2.5インチHDD(7200rpm)で、チップセットも同様なので、誤差範囲ととらえてよいだろう。

 もっとも、Webやメール、オフィスアプリケーション、ちょっとした動画再生や画像編集などの機能はそつなくこなせるので心配はいらない。余裕のある配列とカッチリと剛性感のあるキーボードとともに、よくある“一般的なビジネスコンシューマー向けPC利用”で困るシーンは少ないと思われる。

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音楽データの変換処理時間を比較 dm3i ベーシックモデル
(CULV版Celeron SU2300)
dm3i ハイパフォーマンスモデル
(標準電圧版Core 2 Duo SP9300)
パフォーマンス比
Appleロスレス→AAC(256kbps VBR/44.10kHz) 5分34秒 2分55秒 約49.1%
※iTunes 9.0.2.25を使用
※ソースはRoutes To Riches「Mama's Gus」(全17曲)
動画データの処理時間を比較 dm3i ベーシックモデル
(CULV版Celeron SU2300)
ハイパフォーマンスモデル
(標準電圧版Core 2 Duo SP9300)
パフォーマンス比
フルHD/17MbpsのMPEG-2→フルHD/17MbpsのMPEG-4 AVC/H.264(AVCHD) 20分54秒 9分2秒 約43.2%
フルHD/17MbpsのMPEG-2→640×480ドット/2MbpsのMPEG-4 AVC/H.264(iPhone用設定) 8分49秒 4分7秒 約46.7%
DVD MovieWriter Ultimate 2010(体験版)を使用
※サンプルソースは180秒(3分)のフルHD/約17MbpsのMPEG-2データ(場面遷移と動きのある実写撮影)

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