「ロープロ人気をあなどるなかれ!」――Radeon HD 5450カードの意外な需要:古田雄介のアキバPickUp!(3/4 ページ)
Radeon HD 5000シリーズのローエンドモデル「Radeon HD 5450」を搭載したカードが続々と登場した。あまり注目を集めることのない低価格帯ながら、モデルによってはヒットを期待されていたりする。さて、その理由は?
デュプリケーター機能を備えるアイテムの注目度が上昇中!
ストレージ関連では、1月末に登場したPhotoFastのSSD「GM2-25M100GSSDSFV1」の注目度が増していた。リードとライトの転送速度が最大260Mバイト/秒と高速な2.5インチSSDで、容量は100Gバイト。価格は7万5000円から8万円となる。MLC型ながら、ランダムライト(4Kバイト)の転送速度も75Mバイト/秒と速いのが特徴だ。パソコンショップ・アークは「インテルのSLC型SSDよりランダムライトが速いともいわれています。高価なモデルですが、より高速なストレージを求める人に人気があります」と語る。
一方で、PCを介さずにドライブのデータをコピーできるデュプリケーター機能を備えるアイテムもラインアップが増えており、話題になることが多くなった。先週登場したノバックのSerial ATAドライブ向けのUSB 2.0/eSATAアダプタ「NV-TS150W」は、2台のSerial ATAドライブを接続してアダプタユニットにあるボタンを押すと、PCを介さずに丸ごとコピーできる機能を備える。価格は5000円弱だ。
クレバリー1号店は「内蔵HDDを外付け化するアダプタは以前から人気があり、2000円から3000円で多数のメーカーから出ています。そのなかでもデュプリケーター機能を備えるNV-TS150Wは特殊なので、比較的高価ながら注目されています。急激に安くなったことで、HDDを余らせているユーザーが増えているのでしょう。それらを有効活用できるアイテムとして、デュプリケーターが脚光を浴びているのかも」と話していた。
デュプリケーターといえば数年前は光学ドライブ向けのユニットが一部で人気を集めていたが、現在のバリエーションは多彩だ。1月末に登場した創朋の「JetCopier UBC-C02」は、USB接続のドライブ向けのデュプリケーター。3基のUSB 2.0ポートを備えており、例えば1本のUSBメモリのデータを2本のUSBメモリにコピーできる。そのほか、USBメモリやドライブ類のウイルスチェックや速度測定、フォーマットなどの処理もできる。パソコンハウス東映は「用途がニッチすぎて売れていませんが、面白い選択肢が登場したなという感じですね。外付けHDDのバックアップにも使えますし、もう少し安ければヒットしたかもと思います」。価格は1万4800円だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.