“歴代最高キーボードとCore i5の最強コンボ”な「ThinkPad T410s」を楽しむ(3/3 ページ)
軽くてパワフルなThinkPadラインアップが最新プラットフォームを搭載した。その使いやすさとパフォーマンスを堪能する。
T410sのバッテリー駆動時間はどうなる?
性能面でThinkPad T400sを大きく超えたThinkPad T410sだが、プラットフォームが変更された影響でバッテリー駆動時間はThinkPad T400sより短くなった。公称値は標準バッテリーでThinkPad T400sが最大6.3時間だったのに対し、ThinkPad T410sは4.8時間だ。
実際にどれだけ変わってしまったのだろうか。その検証を「BBench 1.01」(海人氏作)で行った。検証は、10秒おきにキーボード押下、60秒ごとに無線LAN(IEEE802.11g)によるインターネット巡回(10サイト)の設定で行った。また、液晶ディスプレイの輝度は最高レベル、音量は最大値の半分にしている。
以上の条件で測定したThinkPad T410sの動作時間は2時間59分34秒だった。筆者の経験によると、液晶輝度を最高にする条件でBBenchの測定結果は、メーカー公称値の60~75%程度となる。今回の結果はメーカー公称値の62%。バッテリー輝度を低くすれば4時間以上の連続駆動は期待できるだろう。
ThinkPad T410sは、ThinkPad T400sの使い勝手をそのまま受け継ぎながら、最新のCalpellaプラットフォームの採用でパフォーマンスが大幅に向上した。CPU、グラフィックスだけでなく、モバイルWiMAXの速度も上がっている。ただ、その分バッテリー駆動時間は短くなっているが、液晶輝度などの設定次第で4時間を超える連続駆動が可能なので、オフィスから持ち出して客先を駆け巡り、その日のうちに戻ってくる用途なら十分だ。
4月1日の時点で、BTOから選べる構成は、CPUとOS(Windows 7 Home PremiumとWindows 7 Professionalを64ビット版、32ビット版から選べるほか、ダウングレードを使ってWindows XP Professionalも導入可能)、グラフィックスコア、メモリ容量(4Gバイト/8Gバイト)、キーボード(英語/日本語)、指紋センサー(あり/なし)、カードスロット(Expresscardスロット/5 in 1カードリーダー)、Bluetooth(あり/なし)、無線LANモジュール(Centrino Advanced-N 6200/Centrino Ultimate-N 6300/Centrino Advanced-N+WiMAX 6250)、Microsoft Office Personal(なし/あり/with PowerPoint 2007)が用意される。また、ハイエンドパッケージの構成では128GバイトのSSD搭載モデルも選べる(ダイレクト価格37万3800円のところ、20万9580円のキャンペーン価格が4月8日まで適用される)。
1台のノートでオフィスでの通常業務や出先での作業までバリバリこなしたい人には、まず最優先で検討すべき1台といえるだろう。
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