「インテルが本気で自作の遊びに向き合った」――倍率可変のCore i7&i5が話題に:古田雄介のアキバPickUp!(4/4 ページ)
Turbo Boost時のクロック倍率が変えられる新CPU「Core i7-875K」と「Core i5-655K」が登場し、自作ユーザーの注目を集めている。オーバークロッカーはもちろん、値ごろ感から一般ユーザーにも支持されているようだ。
OC版Radeon HD 5770カードやじわじわ人気上昇中のサーキュレーターチックなファン
前述以外のグラフィックスカードで目立っていたのは、ギガバイトのRadeon HD 5700オーバークロックモデル「GV-R577SO-1GD」だ。価格は2万3000円弱。基板とあわせて2段のスロットを占有するオリジナルクーラーを搭載し、GDDR5メモリを1Gバイト積む。コアクロックを標準の850MHzから900MHzに引き上げている。
入荷したクレバリー1号店は「Radeonの中でも人気のHD 5770カードとあって注目されていますね。ただ、多少高価になるので、売れ行きはお客さんがクロックの引き上げ幅にどれだけ価値を見いだすかによるでしょう。期待しながら見守りたいです」と話していた。
そのほか、HDMI入力対応のキャプチャカード「HDCAPPCIE」のパッケージ版が複数のショップの店頭に並んでいた。PCI Express x1接続のカードで、価格は2万円弱。某ショップは「チューナーこそついていませんが、著作権保護がなされた動画もHDMI経由でキャプチャできるというウワサがあり、欲しい人は欲しいカードという感じになっていますね」という。
また、先々週に登場し、徐々に人気が高まっている汎用ファンもパソコンショップ・アークに紹介してもらった。SilverStoneの「SST-AP」シリーズで、18センチタイプが2300円弱、12センチタイプが1900円弱となる。同店では、人気のため12センチタイプは売り切れていた。SST-APシリーズの特徴は、指向性の風が作れること。一般的なファンは送風面から風が四方に拡散するが、SST-APシリーズは冷却したいパーツにピンポイントで送風できる。
パソコンショップ・アークは「サーキュレーターみたいな効果のあるファンですね。例えば、フロントの下段に装着すれば、その風がグラフィックスカードまでしっかり届くといった強みがあります。これから暑くなってきますし、こうした冷却パーツを追加して熱処理をグレードアップしたいという人が多いのでしょう」と語った。
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