レビュー
iPhone/iPadで自宅のQNAPを徹底活用――「QMobile」を試す:進化を止めない最強NAS 第1回(2/3 ページ)
“最強NAS”こと「QNAP TurboNAS」の最強たる理由は、全ラインアップで共通化されたソフトウェアによる拡張性にある。最新ファームウェアで追加された新機能を取り上げつつ、その真価に迫ろう。
お気に入りのコンテンツを外出先で楽しむ
自宅の中で楽しむだけではiPhoneの携帯性はあまり生かせない。QMobileではコンテンツをお気に入り(My Favorites)に登録すれば自動的にiPhone内にダウンロードされ、ネットワーク環境のない外出先でも楽しむことができる。また、My Jukeboxから再生すると自動的にキャッシュされるので、最近再生した音楽もオフラインで再生可能だ。
TurboNASのMultimedia Station2をインターネットからアクセスできるようにしておけば、外出先からも事前ダウンロードなしでコンテンツを楽しむことができる。Multimedia Station2はWebサービスを利用するので、ブロードバンドルータの設定を変更し、Webサービスを外部に公開しておかなければならない。インターネット経由ではサーバの自動検出で検出されたホスト名ではアクセスできないのでサーバの手動設定が必要となる。
QMobileにはサーバからコンテンツを受信するだけでなく、サーバにコンテンツをアップロードする機能もある。iPhoneのカメラで撮影したもの、もしくはカメラロールに登録されている画像のみが対象となるので用途は限定されるが、仲間内だけの画像共有サービスとして利用することもできるだろう。なお、アップロードはadminユーザでなければうまく動作しない、という報告もあるようだ。
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