第2回 「VAIO P」でWiMAX無双を体感する:第2世代VAIO P ロードテスト(1/2 ページ)
充実したワイヤレス通信機能は「VAIO P」が持つ大きな魅力の1つだ。今回も前回に引き続き、VAIO Pを屋外でバリバリ通信しながら使ってみる。
“ガラバリ”が増えたVAIO P直販モデル
2010年9月下旬にPCメーカー各社から続々と秋冬モデルが発表された。ソニーからもVAIOの秋冬モデルが発表されたが、この「VAIO P」は継続販売となっている。モデルチェンジがなく、ホッとしている人も、ちょっとガッカリした人もいるのではないだろうか。
もっとも、何も変化がなかったわけではない。ソニースタイル直販のVAIOオーナーメードモデルでは、新たにホワイトとピンクでクロコダイル柄が選べるようになった。どちらもインパクト大だ。
ただ、筆者的にVAIO Pのスタイルは「ロイヤルブルー」が王道のイメージで、ちょっと遊んで「スカイブルー」といったところ。期待した新カラーが出なかったのは少し残念だ。グリーンもオレンジもピンクもいい色だと思うが、やはりブルー系のカラーが用意されていないのは物足りない気がする。変化球では「カーキ」なんかもあると、ミリタリーテイストで男子だけでなく、“ゆるカワ”な女子ウケしたりするのではないか、と思ったりするのだが、いかがだろうか。
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あえて言わせてもらおう、WiMAXであると
さて、あまり外に出ない筆者だが、外に出るときはいつもVAIO Pを持ち出している。メインマシンの「ThinkPad X301」では持って行くことを躊躇(ちゅうちょ)するときも、このVAIO Pでは躊躇しない。PCを使うか使わないか分からなくても、とりあえず持って行けるコンパクトサイズと軽さがありがたい。
すでにこのビビッドなグリーンも見慣れたもので、原稿書きなどの作業に集中できるようになってきたが、電車やファミレスで使っていると視線をビンビン感じることもしばしばで、相変わらず存在感は抜群といえる。
筆者がVAIO Pで使うメインのPCデータ通信回線はWiMAXだ。UQ WiMAXでは新規ユーザー向けに「TRY WiMAX」という15日間の無料お試しキャンペーンを行っているので、それに登録して利用している最中である(2010年10月1日より最大2カ月無料で利用できる「WiMAX PC バリューセット」に移行)。期間中は何時間接続してもタダなので思う存分試すことができる。
WiMAXの魅力は、回線速度が高速なことと、料金プランが安いこと。速度に関しては、サービス自体は下り最大40Mbps、上り最大10Mbpsをうたうが、実際は通信機器等によって制限される。VAIO Pの内蔵モジュールでは下り13Mbps、上り3Mbpsの速度だ。それでも筆者が利用しているイーモバイルのサービスは下り7.2Mbps、上り384kbpsなのだからずいぶん速い(2010年10月13日現在、イーモバイルには下り21Mbps/上り5.8Mbpsという高速サービスも登場している)。筆者はイーモバイルの「にねん(スーパーライトデータ)」を契約しているが、もうすぐ2年の期間が満了するため、次に契約する回線を探している。当然、WiMAXは有力候補だ。
料金プランはプロバイダによって異なるが、本家のUQの場合は、1カ月使い放題のUQ Flatで月額4480円、1日使い放題のUQ 1Dayで日額600円、380円から最大4980円の2段階定額プランのUQ Stepもある。2年縛りのあるFOMA HI-SPEED(定額データスタンダード割で月額上限5985円)や、現在使っているイーモバイルのプラン(2段階定額で月額上限5980円)よりも安いうえに長期縛りのない定額プランも魅力だが、個人的には600円のUQ 1 Dayプランにかなり魅力に感じている。使う頻度は少ないものの、使うときは常時接続で何時間も使うという筆者のような使い方にはピッタリだ。
WiMAXの心配はやはりサービスエリアだろう。新しいサービスだけにどうしても不安は残る。エリアを拡大しているのは知っているが、自分の行動範囲内で実際にどこまで快適に使えるかどうかは、やっぱり試してみなければ分からない。とういうわけで、前回に引き続き、今回も実際にデータ通信機能を試してみることにする。
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