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「GeForceもRadeonも、しびれさせてくれるぜ……いろんな意味でな!!」古田雄介のアキバPickUp!(2/4 ページ)

オリジナルクーラーを搭載したGeForce GTX 480カードと、エントリークラスのGeForce GT 430搭載カードが好調な滑り出しをみせる一方、Radeonも安定した人気を誇っている……が、若干の買い控えが起きている!?

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GeForce GT430カードが一斉デビュー!

ツートップ秋葉原本店に並んだGeForce GT430カード

 エントリークラスのグラフィックスカードでは、先週頭からGeForce GT 430を搭載した各社のカードが一斉に店頭へ並んだ。週末に確認できたのは、リードテックとASUSTeK、GARAXY、ZOTAC、Palit、InnoVISION、玄人志向のカードで、価格は7000円弱から1万円弱。在庫は潤沢だ。

 GeForce GT 430は、コードネーム「Fremi」に属するエントリーGPUで、DirectX 11をサポートするほか、HD動画支援やBlu-ray 3D再生支援機能などを備える。標準仕様のカードはDDR3とDDR5に対応しており、今回登場したモデルはすべてDDR3を1Gバイト搭載していた。コアクロックは1400MHzで、CUDAコアは96基となる。

 エントリークラスのカードのため、売り切れ続出といった反響は起きていないものの、各ショップの評価はまずまず高い。クレバリー1号店は「ゲーム目的でなく、動画コンテンツの再生やマルチディスプレイ目的で購入するなら、悪くないカードだと思います。補助電源もいりませんし、ロープロファイル対応モデルも多いので、メーカー製PCにも組み込みやすいと思いますよ」と話していた。

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 その中でも特に注目を集めているのは、ZOTACのファンレスモデル「ZT-40601-20L」だ。基板を覆う大型ヒートンシンクを採用した2スロット占有モデルで、価格は9000円前後。パソコンショップ・アークは「GeForce 400ファミリーで貴重なファンレスカードということで、人気があります。エアフローがある程度しっかりした構成なら、ノイズを増やさずに最新のグラフィックス環境が使えるというメリットがありますね」と語る。

 ただ、登場したばかりということもあって、価格面で「もう一声」と感じているショップもいくつかった。そうしたショップの希望は5000円~6000円前後だとか。フェイス秋葉原本店は「エントリークラスを求めるお客さんにとって1万円弱と感じる価格帯は、ちょっと高いですから。やっぱり5000円くらいで気軽に強化できるという感覚が欲しいところです。しばらくすれば価格が落ち着いて、最安モデルはこのラインに入ってくる可能性はあると思いますね」という。

ASUSTeK「ENGT430/DI/1GD3/LP」(写真=左)。ZOTAC「ZT-40601-20L」(写真=右)

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