“今は微妙”な「GeForce GTX 560 Ti」がデビュー:古田雄介のアキバPickUp!(4/4 ページ)
500世代のメインストリームGPU「GeForce GTX 560 Ti」を搭載したカードが各社から一斉に登場した。売れ行きに関して、多くのショップは「微妙」と口をそろえるが、「期待外れ」ではないらしい。
山洋ファンを搭載したCPUクーラーや“元T-ZONE店員氏”制作のキーボードなど
低価格な大容量モデルが人気のHDDのなかで、付加価値のあるモデルのヒットも目立っている。先週登場したのは、ウェスタンデジタルの750Gバイトの2.5インチモデル、「Cavier Black WD7500BPKT」だ。価格は1万円前後。7200rpmで動作するHDDで、16Mバイトのバッファを備える。
フェイス秋葉原本店は「高速で比較的容量が大きいストレージを求める人はノートPCユーザーにも多いです。最近は640Gバイトを標準搭載するノートも多いですが、750Gバイトで7200rpmなら換装する価値も十分でしょう。ただし、Advanced FormatモデルなのでWindows Vista以降のマシンで使うことをオススメします」と話していた。
オウルテックからは、静音性や耐久性に定評のある山洋電気製ファンを採用したCPUクーラー「無双 ver.IV Ultimate」が登場した。価格は5000円弱だ。「無双」シリーズは、過去にも付属のグリスを日本メーカー製に変更した「無双 ver.III」をリリースするなど、マイナーチェンジが多いが、「今回は変更のメリットが大きいので注目されると思います」(TSUKUMO eX.)と、店員さんの期待も大きい。
最後は非売品ながらも注目を集めているキーボード。ツートップ秋葉原本店では、T-ZONE.PC DIY SHOPで改造PCをいくつも自作していた、森田健介氏作の“痛キーボード”が先週後半から展示されている。日経WinPC誌上での企画から製造されたもので、森永みるく氏のオリジナルイラストをもとに、エレコムの「TK-FCM015」を改造している。同店は「非売品なんですが、売ってくれとおっしゃる方がいらっしゃいました」とのことで、予想以上の反響に満足している様子だった。
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