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「ようやく本命が出てきましたね」と言われた新製品たち古田雄介のアキバPickUp!(2/2 ページ)

ATXで映像出力搭載のギガバイト製Z68マザーや、2万5000円前後でリード最大500Mバイト/秒のSSDなど、価格と機能、性能からヒットを予感させるパーツが電気街をにぎわせている。

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「新製品と気づかれないことも、まあ承知しています」――GeForce GTX 560搭載カードが登場

ツートップ秋葉原本店のレジ前に並んだGeForce GTX 560カード

 先週は、NVIDIAの新GPU「GeForce GTX 560」を搭載したグラフィックスカードも各社から一斉に登場している。GeForce GTX 560(無印)は「GTX 560 Ti」の下位にあたるGPUで、コアクロックとメモリクロックは810MHz/1002MHz。標準的なカードは6ピンの補助電源を2基備え、GDDR5メモリを1Gバイト積む。CUDAコア数やテクスチャユニット数などがGTX 560 Tiに比べて若干少なくなっており、そのぶん平均的な価格は3000~5000円ほど低く、今回出回ったカードは1万8000円前後から2万2000円前後だった。

 GTX 560 Tiの“やや下”のラインながら、その差を埋めるほどオーバークロックを施したモデルも出回っており、いくつかのショップは売り出し方に悩んでいた。某ショップは「Tiと無印という違いも、カード単位の型番だと見分けるのは難しいんですよね。まあ、ちょっと性能が低くて安いGTX 560系のバリエーションが出たと思ってもらえればと思います。新製品と気づかれないのも想定内っす」と語る。

 ただし、GTX 560特有のメリットもあるようだ。PC DIY SHOP FreeTは「オーバークロックの引き上げ幅が広いので、平均的なGPU以上にさまざまなチューニングを施したモデルが出回ると思います。前世代のGTX 460が売れ筋だっただけに、その流れを引き継ごうと気合いを入れるメーカーもあると思いますしね。今後に期待しています」と話していた。

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MSIのオーバークロックモデル「560GTX Twin Frozr II OC」。価格は2万2000円弱(写真=左)。ギガバイトのオーバークロックモデル「GV-N56GOC-1GI」。価格は2万円弱(写真=中央)。EVGAの標準モデル「GeForce GTX 560」。価格は2万弱だ(写真=右)
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