Lenovo、“キーボード”搭載可能の「IdeaTab S2-10」:2012 International CES
Lenovoは、1月9日にタブレットデバイスのIdeaTABやスマートテレビ、そして、同社が個人向けに提供する独自のクラウドサービスを公開した。
IdeaTab S2-10
タブレットデバイスでは、「IdeaTab S2-10」を発表した。10型ワイド液晶ディスプレイ(解像度は1280×800ドット)を搭載したタブレットデバイスで、本体の厚さは0.34インチ、重さは1.1ポンド未満になる。CPUはクアルコムの新しいデュアルコアモデルのSnapdragon 8960を搭載して動作クロックは1.7GHz。データストレージは容量64GバイトのSSDを採用する。OSはAndroid 4.0を導入。ホーム画面では、Lenovoオリジナルで、IdeaPad Tabletなどでも採用する“Mondrian UI”を利用する。
IdeaTab S2-10には、バッテリーを内蔵した専用のキーボードドッキングステーションを用意する。バッテリー駆動時間は本体のみの場合は約9時間だが、キーボードドッキングステーションを接続すると20時間以上となる見込みだ。インタフェースも、本体のMicro HDMIのほかに、キーボードドッキングステーションに搭載した2基のUSB 2.0とSDメモリーカードリーダーが利用できる。
S2 Smartphone、K91 Smart TV
S2 SMartphoneは、クアルコムの最新CPU(型番は明らかにしていない)を搭載し、Android 2.3を導入したスマートフォンだ。Lenovoが独自にカスタマイズしたセキュリティ機能をカーネルレベルで組み込んだほか、レノボが用意するPersonal Cloudに対応して、撮影した画像や音楽データ、動画、個人情報をオンラインストレージでほかのデバイスと共有できる。
K91は、クアルコムのSnapdragon 8060デュアルコアをCPUとして搭載し、OSにAndroid 4.0を導入したスマートテレビだ。IPSパネルを採用し、垂直同期クロックは240Hzでステレオ立体視の再生に対応する。また、ゲームに関しても、コンソールゲームを接続して遊ぶほかに、Androidマーケットからダウンロードしたゲームも楽しめる。
Personal Cloud
Lenovoは、個人向けクラウドの構想を明らかにした。企業向けに提供しているクラウドサービスをコンシューマーの個人ユーザーでも利用できるようにするもので、PCやタブレットデバイス、スマートフォン、そして、スマートテレビで同じような利用環境が構築できることを目的とする。
なお、今回発表した、IdeaTAB S2 10と、S2 Smartphone、K91 Smart TVは、中国向けの出荷を先行し、ほかの国に向けての出荷は、そのあとになる予定だが、時期を明らかにしていない。
関連キーワード
レノボ | Android | IdeaPad Tablet | スマートテレビ | Android 4.0 | 中国 | スマートフォン | Androidタブレット | クラウドサービス
関連記事
Lenovo、デュアルCPUでデュアルOSな「ThinkPad X1 Hybrid」
Lenovoは、Core iシリーズとクアルコムのデュアルコアARMでOSを使い分けるハイブリッドなThinkPad X1を発表した。登場するのは2012年の第2四半期だ。ThinkPadシリーズ初のUltrabookはTシリーズから──「ThinkPad T430u」
Lenovoは、1月6日にThinkPadシリーズのUltrabookとなる「ThinkPad T430u」を発表した。出荷開始は2012年第3四半期で価格は849ドル程度とみられる。Lenovo、“第3世代”のCore iシリーズを搭載するThinkPad Edge
Lenovoは、1月6日にThinkPad Edgeシリーズで新モデルを発表した。“第3世代”のCore iシリーズやThunderboltなど、新規格の採用を予定している。2万円を切る「IdeaPad Tablet A1」に不安はないか?
10.1型モデルが主流のAndroidタブレットにレノボ・ジャパンが7型モデルを投入。しかも、価格は2万円を切るという。え、ちょっとそんなに安くて大丈夫ですの?レノボ・ジャパン、7型ワイドタブレットデバイス「IdeaPad Tablet A1」
レノボ・ジャパンは、10月13日に7型ワイド液晶ディスプレイ搭載タブレットデバイス「IdeaPad Tablet A1」を発表した。実売価格は最小構成で2万円を切る。「楽OS」搭載の「楽phone」を買ってしまった!
中国に本拠地をおくグローバルカンパニーのレノボは、独自開発の中国限定OSを搭載したスマートフォンを出荷している。いまいち分からんこのOS。その正体とは!レノボのAndroidタブレットってDOなのよ?──「IdeaPad Tablet K1」を持て遊ぶ
レノボの「IdeaPad Tablet K1」は、Tegra 2を搭載してOSもAndroid 3.1と、競合の10.1型モデルとほぼ共通のスペック。でも、使い勝手は“違う”らしい。OSはなにを選ぶ?Hybridはどうなる?──レノボ本社のタブレットデバイス責任者に聞く
じつをいうと、レノボは“MID”のころからタブレットデバイスを積極的に取り組んでいる。IdeaPad Tabletシリーズで本格始動した同社の戦略をトップに聞いた。正式発表前の「ThinkPad Tablet」「IdeaPad Tablet K1」を初公開
レノボ・ジャパンは、中田英寿氏を起用するブランドキャンペーンに関する説明会を行い、同社が投入予定で正式発表前のタブレットデバイスが紹介された。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.