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“テーブルトップ”PC登場、家族で楽しむ新基軸スタイル──「VAIO Tap 20」2012年PC秋冬モデル

新シリーズの20型液晶一体型デスクトップ「VAIO Tap 20」は、180度に寝かせてタッチ操作できる“テーブルトップスタイル”を採用。立てる/寝かせる/タッチ操作用を自在に調整できる独自のスタンド機構を備える。

大型画面とタッチ操作、“平ら”にして使える家族共用PCの新提案

ソニー「VAIO Tap 20」

 「見る、聞く、つくる、つながる」を、家族みんなで共有できるPC──これが新基軸の利用シーンを提案する新シリーズ「VAIO Tap 20」だ。

 既存の「VAIO L」などと同じ液晶一体型デスクトップPCながら、画面を立てる/傾ける/寝かせるを自在に調整でき、利用者や用途に応じて切り替えながら使用するファミリー向けのスタイルを提案するシリーズとして展開するのが特長。立てて使用する“デスクトップスタイル”、ペタッと180度寝かせて使用する“テーブルトップスタイル”、やや傾けてタッチ操作しやすい“タッチ快適スタイル”を自在に切り替えられる新たなスタンド機構「フリースタイルスタンド」を採用し、家中どこでも使えるようデスクトップPCながら「バッテリー動作」も可能とする。

 店頭モデルのラインアップは、Core i7+8Gバイトメモリ搭載の最上位モデル「SVJ20219CJW」、Core i5搭載の標準モデル「SVJ20218CJW」、Core i3+DVDスーパーマルチ搭載の低廉モデル「SVJ20217CJW」の3種。ボディカラーはホワイト。発売は2012年11月3日。価格はオープン、実売価格はSVJ20219CJWが約18万円、SVJ20218CJWが約16万円、SVJ20217CJWが約14万円と予想される。

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 ディスプレイサイズは20型ワイド。1600×900ドット表示のIPS液晶に、10点マルチタッチ対応の静電タッチパネルを実装する。画面を180度に寝かせて利用するテーブルトップスタイルにより、複数人で、複数の方向より触れながら写真・動画の表示、あるいはゲームやお絵かきアプリを活用可能。実動約3.5時間のバッテリーを内蔵し、家中どこでも使える利便性も取り入れた。左右から同時にタッチ操作でお絵かきできる「Family Paint」など、独自のタッチ+テーブルトップスタイル対応のソフトウェアも用意する。

デスクトップスタイル/テーブルトップスタイル/タッチ快適スタイルを自在に切り替えられる用工夫したスタンド機構「フリースタイルスタンド」を採用する

 テレビチューナーは非搭載。ただし、別途「nasne」を用意することにより、DTCP-IP対応アプリケーション「VAIO TV with nasne」でデジタル放送の視聴・録画操作・録画番組の再生が行える。スピーカー+サブウーファー、ソニー独自のデジタル信号処理技術「ClearAudio+」、「Dolby Home Theater v4」などによる高品位なサウンド、スマートフォン“Xperia”シリーズで培った画質エンジン「モバイルブラビアエンジン2」による映像高画質化機能を実装する。

 最上位モデルSVJ20219CJWの主な仕様は、CPUにCore i7-3517U(1.9GHz/最大3.0GHz)、メインメモリは8Gバイト(DDR3 Low Voltage 4Gバイト×2)、1TバイトのHDD、CPU統合グラフィックス(Intel HD Graphics 4000)、1600×900ドット表示+静電タッチパネル搭載の20型ワイドIPS液晶ディスプレイなど。SVJ20218CJWはCore i5-3317U(1.7GHz/最大2.6GHz)+4Gバイトメモリ、SVJ20217CJWはCore i3-3217U(1.8GHz)+4Gバイトメモリの仕様となる。光学ドライブは外付け仕様にて、上位2モデルはBlu-ray Disc、下位モデルはDVDスーパーマルチドライブが付属する。

VAIOオーナーメードモデルは、限定カラー「ブラック」も選択できる

 搭載OSは64ビット版Windows 8。通信機能は1000BASE-T準拠の有線LAN、IEEE802.11a/b/g/n準拠の無線LAN、Bluetooth 4.0+HS、NFC。主なインタフェースはUSB 3.0×2(うち1つは電源オフチャージ対応)、ヘッドフォン/マイク入出力×各1、マルチメモリカードリーダー(メモリースティックDuo、SDメモリーカード共用)、131万画素Webカメラ(Exmor for PC)。本体サイズは504(幅)×312(奥行き)×45(厚さ)ミリ(最大傾斜時)、重量は約5.2キロ。

 また、直販のVAIOオーナーメードモデルは、限定カラー「ブラック」を選択できるほか、より上位のCPU、メインメモリ容量(最大8Gバイト)、Officeのエディションや有無、映像/動画編集ソフトやセキュリティソフトの追加、保証内容を広範囲にカスタマイズできる。

利用シーンの一例
標準アクセサリーとして、アンチグレア加工を施した液晶保護シート「VGP-FLS11」(写真=左)や各色のキーボードウェア「VGP-KBV15」も用意する
VAIO Tap 20店頭モデルの概要(その1)
シリーズ名 モデル名 タイプ 従来比較 CPU メモリ HDD OS 実売
VAIO Tap 20 SVJ20219CJW (ホワイト) 液晶一体型 (テーブルトップPC) 新シリーズ Core i7-3517U (1.9GHz/最大3.0GHz) 8GB (DDR3L) 1TB 64ビット版 Windows 8 18万円前後
SVJ20218CJW (ホワイト) 液晶一体型 (テーブルトップPC) 新シリーズ Core i5-3317U (1.7GHz/最大2.6GHz) 4GB (DDR3L) 1TB 64ビット版 Windows 8 16万円前後
SVJ20217CJW (ホワイト) 液晶一体型 (テーブルトップPC) 新シリーズ Core i3-3217U (1.8GHz) 4GB (DDR3L) 1TB 64ビット版 Windows 8 14万円前後
VAIO Tap 20店頭モデルの概要(その2)
シリーズ名 モデル名 液晶 解像度 チップセット 光学ドライブ GPU TV/オフィス 重量
VAIO Tap 20 SVJ20219CJW (ホワイト) 20型ワイド (タッチパネル) 1600×900 Intel HM76 BDXL対応Blu-ray Disc (外付け) CPU統合 (HD 4000) Office Home and Business 2010 約5.2キロ
SVJ20218CJW (ホワイト) 20型ワイド (タッチパネル) 1600×900 Intel HM76 BDXL対応Blu-ray Disc (外付け) CPU統合 (HD 4000) Office Home and Business 2010 約5.2キロ
SVJ20217CJW (ホワイト) 20型ワイド (タッチパネル) 1600×900 Intel HM76 DVDスーパーマルチ (外付け) CPU統合 (HD 4000) Office Home and Business 2010 約5.2キロ

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