レビュー
20ナノプロセス採用「Intel SSD 335」を新ファームウェアで試す:240Gバイトで実売1万5000円の実力(3/3 ページ)
「Intel SSD 335」は、ローエンドモデルとして人気のあった「Intel SSD 330」の後継だ。11月27日に登場した新ファームウェアで、その性能を評価する。
AS SSD Benchmark 1.6.4237.30508
Copy-Benchmark
Compression-Benchmark
AS SSD Benchmarkのテスト項目は、ISOファイルのコピーやプログラムやゲームなどのファイルコピーを行うCopy-Benchmarkと、データの圧縮効率を見るための転送速度の変化グラフを表示するCompression Benchmarkの2種類になる。テスト結果の傾向は、新旧モデル、新旧ファームのどちらにおいても差はほとんどない。いずれの場合もSandForce「SF-2281VB1-SDC」の圧縮機能が有効になるが、ライトデータでは圧縮率での違いによってスコアが大きく変化する。圧縮率が100パーセントに近づくと高い転送速度が出ている傾向は同じだ。
消費電力以外で差はほとんどない
結論として、新旧ファームウェアはバグフィックス中心で、性能の向上などを目指したものではなさそうだ。Intel SSD 330との比較についても、同容量で比較した限り大きな性能差はないといっていい。Intel SSD 335とIntel SSD 330のスペック上における違いは消費電力だけとなっているため、消費電力を気にするユーザー以外なら店頭価格で選んでいいだろう。
とはいっても、店頭価格では同容量比較でIntel SSD 330よりIntel SSD 335が安価で入手しやすい状況にある。容量以外の理由でIntel SSD 330を選択する理由はいまとなってはないといえる。
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