レビュー

第2回 なんだ、この速さは! 「dynabook R732/W5」のスピードに2年半の進化を見てしまった「dynabook R732」(2012年秋冬モデル)ロードテスト(2/2 ページ)

旧愛機のdynabook RX3も、速度面ではさほど不満がないはずだった。別の高効率化を目的に「dynabook R732/W5」に乗り換えたところ、もう元には戻れない2年半の進化を目の当たりにしてしまった。

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Windows 8でも大丈夫──というより、想像以上にパフォーマンスが向上していて驚く

 まず驚いたのは、起動が超っ速であること。旧PCであるdynabook RX3もSSD搭載で当時のWindows PCとしてはかなり高速だったと記憶しているが、現在の起動時間を改めて計ると1分7秒(電源ボタンオン→dynabookロゴ表示→ようこそ画面→パスワード入力画面まで)であった。

 それがdynabook R732/W5はわずか12秒だ。気分としてはスリープ復帰と同じくらいの感覚。もちろんスリープ復帰は一瞬で、ディスプレイを開くと同時に画面が表示される。これは、ノマド環境での機動力に大きく差が付くポイントになりそうだ。

 ChromeやiTunes、ATOK Passport、Photoshop Elementsなど、これまで使っていたアプリケーションと、スキャナなどのソフトウェアのセットアップが終わったところで、参考としてdynabook RX3と比較したベンチマークテストも行ってみよう。

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Windows エクスペリエンスインデックスは、(正確にはWindows 7とWindows 8のそれは最高スコアが異なる違いはあるが、参考として)dynabook RX3の基本スコアである3.9に対し、dynabook R732は5.9だった。特にグラフィックスとメモリのスコアで大きな差が付いている(左がRX3、右がR732 以下同)
ストレージのデータ転送速度性能を計る「CrystalDiskMark3.0.2」の結果。dynabook R732/W5はシーケンシャルリード速度が461.6Mバイト/秒とかなりスペシャルな値だ。dynabook RX3も当時としてはHDDより圧倒的に高速なSSDを採用するマシンではあるが、R732/W5は最新世代のSSDを採用することで、RX3のそれより格段に高速であるのが分かる
PCMark07と3DMark06のベンチマークテストは、それぞれ倍以上のスコア差が付いた。グラフィックスはCPU統合のIntel HD Graphics 4000を用いるが、dynabook R732/W5はひと昔前の3D描画ゲームタイトルくらいはサラリとこなせてしまうくらい高いグラフィックス性能を持っている

dynabook R732/W5

 わずか2年半、されど2年半。OSがWindows 7から「Windows 8」に変わり、その点だけでもかなり軽快に動作する要素ではあるが、この2年半の進化は実際にちょっと使い比べただけでも、想像以上に実感できるほどだった。

 特に写真や動画のような巨大サイズのファイル表示・再生、あるいは大量に管理・編集する作業──が格段にサクサクとスピーディーにこなせるようになっている。これで原稿を書くのも早くなればいいのだが……それはさておき、仕上げて納品するまでの総合時間は確実に短縮できそうである。

 オフィスでのビジネス業務も、このように効率が高まることは間違いない。高効率な快適PCに入れ替えることで、実速度面だけでなく、待ち時間や作業性の悪さなどでイライラしたり、気が散ってしまったりする余計な時間を短縮できる。さらに時間短縮できるということは、その時間を新たなチャレンジや思考、創造に割くこともできるようになるわけである。

 というわけで、ちょうど新しくミラーレス一眼カメラを購入したタイミングでもあり、これから新しいカメラと「dynabook R732/W5」を手に、どんどん取材に出かけたいと思う。

(続く)

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