レビュー

マンガの大人買いでタブレットが手に入る?――「MeMO Pad ME172V」という選択Nexus 7の弟分か、それとも……(3/4 ページ)

ASUSの新しい7型タブレットは、電子書店のeBookJapanとコラボした「MeMO Pad ME172V」。eBook図書券と限定コミックの特典が付くほか、コミック全巻セットとの同時購入で格安になるのがポイントだ。オマケ感覚で買えるタブレットをじっくり検証する。

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eBook Japanとのコラボによる「2大購入特典」も

 プリインストールOSはAndroid 4.1.1だ。MeMO Pad ME172VはASUSとeBook Japanのコラボモデルなので、eBook Japanの電子書籍リーダーアプリ「ebiReader」も搭載している。また、購入特典として、オールカラーの新作コミック『老人と海』(六田登)が無料でダウンロードできるほか、好きな電子書籍の購入に使える3150円ぶんのeBook図書券(有効期限2014年3月31日まで)が付属している。

 もっとも、コラボモデルとはいえ、eBook Japan専用端末というわけではない。汎用(はんよう)のAndroidタブレットとして利用でき、Google Playにも対応する。

 そのほか、アプリの起動をパスワードでロックできる「AppLocker」、画像を管理する「ASUSスタジオ」、画像の加工を行う「MyPainter」、音量調整の「AudioWizard」、キーボードと手書き入力でメモが書ける「SuperNote Lite」、アプリとデータをバックアップする「アプリのバックアップ」など、付属のアプリはシンプルにまとまっている。日本語入力ソフトは富士ソフトの「FSKAREN」だ。

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ホーム画面は実にシンプルで、5画面のうち3画面のみしか使用されていない。eBook Japanの電子書籍リーダーアプリ「ebiReader」がプリインストールされているほか、購入特典である『老人と海』のダウンロードサイトへのショートカットがある
標準のアプリ一覧(画像=左/中央)。ebiReaderのほかは、ASUSオリジナルのアプリが少し入っている。Google Playも利用できる(画像=右)
Androidの設定画面。OSはAndroid 4.1.1を搭載する(画像=左)。「ASUSTeKカスタマイズ設定」ではスクリーンショットやスクリーンセーバー、システムパフォーマンスなどの設定が用意されている(画像=中央)。システムパフォーマンスは3種類用意されているが、標準の「ノーマルモード」でもやや緩慢に感じるため、ほかのモードの実用性は疑問だ(画像=右)
日本語入力については、富士ソフトの「FSKAREN」が導入されている。10キーモードとQWERTYモード、認識モードを簡単に切り替えられる

 購入特典の『老人と海』はオールカラーの新作で、全488ページの読み切りコミックだ。ただ、見開き前提の作品となっているため、このMeMO Pad ME172Vでは横位置でしか見られないうえ、両端にかなりの余白ができてしまうのが惜しい。せっかくの特典コミックなのだから、MeMO Pad ME172Vのディスプレイに表示を最適化してほしかったところだ。

 同じく購入特典の「eBook図書券」は、1050円ぶんの図書券3枚という形で付属している。1枚ずつでも2~3枚まとめて使うことも可能だが、他の決済との併用ができない点とお釣りがもらえない点には注意したい。

 つまり、1万円のコンテンツに3150円の図書券使い、残りを現金で払うといったことはできない。また、お釣りが出ないので、420円のコミック1冊だけを購入するのに1050円の図書券を使ってしまうと、630円ぶんが無駄になってしまう。無駄にしないためには、1枚ぶんの1050円(あるいは2枚で計2010円、3枚で計3150円)を超えないように、できるだけ近い金額になるよう考えて使う必要がある。

eBook Japanの販売サイトは、コミックを中心に充実した品ぞろえだ(画像=左)。『老人と海』のダウンロードページ(画像=右)。ダウンロードすると、ebiReaderのAndroid本棚に格納される。クラウド上のトランクルーム本棚に移動させれば、他の端末で読むことも可能だ(同じ電子書籍を同時に複数端末で読むことはできない)
ebiReaderの購入した電子書籍を管理する本棚の画面(画像=左)。「Android本棚」では、端末ローカルにダウンロード済みのコンテンツを管理する。「トランクルーム本棚」はいわゆるクラウドの本棚であり、購入済みだが端末にダウンロードしていないコンテンツが表示される。Android本棚には、あらかじめ「同梱版」の書籍が標準で3冊入っている(画像=右)
『老人と海』は見開き前提の作品だ。コマ割も2ページにまたがって行なわれているので、縦位置ではまともに読むことができない。横位置で見ても左右に余白ができてしまう点が残念だ(画像=左)。コミックの閲覧は、ページめくりの際に一呼吸あるくらいで、特にストレスなく行える(画像=右)
しおりを挟むと、そのページにジャンプできるが、1つしか挟めない(画像=左)。「読書に関する設定」の画面(画像=右)。ebiReaderの設定画面はやや唐突な印象がするデザインで、右上の「完了」ボタンを押すことでしか閉じられないなど、少し違和感があった

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