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Windows 10最新プレビュー版「Build 10122」を公開
Windows 10 Insider Preview「Build 10122」ではスタートメニューのレイアウト変更や新ブラウザ「Microsoft Edge」の強化などが行われている。
米Microsoftは5月20日(現地時間)、Windows 10 Insider Previewの最新版「Build 10122」を公開した。
最新版へはWindows Updateの更新メニューを「Fast」に設定することでアップデートできる。ただし、同BuildではAMD製GPUを搭載するシステムで新ブラウザ「Microsoft Edge」(開発コード名:Project Spartan)を使用する際に頻繁にクラッシュする不具合が報告されており、該当ユーザーは設定を「Slow」にすることが推奨されている。
Build 10122の変更点は主に以下の4つ。
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- スタートメニューのレイアウト変更と、タブレット/ノートPCスタイル向けにUIを切り替える「Continuum」の位置の改善。
- 新ブラウザ「Microsoft Edge」に新しいタブページを搭載したほか、InPrivate(閲覧履歴や入力情報を記録しない)モード、Webサイトをスタートにピン留めする機能、アニメーションする新しいリーディングビューアイコン、オーディオインジケーターなどが加わっている。
- ファイルを開く際にデフォルトで起動する「既定のアプリ」の設定が、これまではClassic Windowsアプリケーションのみだったのに対し、最新BuildではWindowsストアアプリをインストールする際に既定のアプリを変更するプロンプトが表示されるようになった。
- Windows 10 Insider Previewのアップデート通知や追加機能などの情報を確認できる「Insider Hub」の再設計。
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