レビュー

やっと届いた「Oculus Rift」製品版を開封して分かったこと未来の体験が家庭へ(2/3 ページ)

出荷遅延が続く「Oculus Rift」ですが、ようやく手元に届きました。US在住という地の利もあり、比較的早めに入手できたので、パッケージの開封からレポートします。

Oculus Rift製品版のパッケージ構成を確認(日米で一部異なる)

 Oculus Rift本体とカメラユニットを取り出し、カメラユニットの土台部分を開けると、重箱構造で残りの付属品が出てきます。


内箱を開くと、「Oculus Rift本体」と「カメラユニット」が目に飛び込んできます

Oculus Rift本体とカメラユニットを取り出した状態。カメラユニットが収納されている内箱の右側は、2段構造になっています

 底から出てきたのは「Xbox Oneのワイヤレスコントローラー」とその周辺機器でした。Xbox OneのワイヤレスコントローラーはUSBの無線受信ユニットが必要で、PC側にこのUSBスティックを差して使います。コントローラー用の単三乾電池2本とUSBの延長ケーブルも付属していました。紙の印刷物は申し訳程度に付属しています。

 Oculus Rift本体とカメラユニット以外の付属品で主要なものは、コントローラーとリモコンですが、1個だけマイナスドライバーの柄の部分のような棒が付属しています。マニュアルやWebサイトを見ても、特にこのパーツに対する記載が見つけられず謎でした(2016年4月30日15時追記:謎の黒いスティックは自分の好きなヘッドフォンを利用するときに、純正のヘッドフォンを取り外すドライバーとの情報をツイートで教えていただきました)。

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カメラユニットの下から出てきたのは、「Xbox Oneのワイヤレスコントローラー」など

Oculus Rift本体とカメラユニット以外の付属品を並べてみました

 既に製品が届いたという、日本の超初期に注文したユーザーの間でちょっとした物議をかもしたのが、Xbox Oneワイヤレスコントローラーの無線受信ユニットです。コントローラー自体はUS版と同じものが付属しているようですが、無線受信ユニットが日本の「技適」を通っていないらしく、日本からの注文に関しては、これの代わりにMicro USBケーブルが付属していてコントローラーを有線接続する必要があることが発表されました


日本では付属せずに物議をかもしているXbox Oneのワイヤレスコントローラーで使うUSBの無線受信ユニット(下)

 「Oculusリモート」と呼ばれる純正のコントローラーも付属しています。角の丸いシンプルなリモコンで、手に馴染むデザインです。iPodのセンターホイールをほうふつさせる黒丸のエリアで上下左右とセンターボタンによる選択などの操作を行いますが、iPodのようにホイールを回して操作できないのは残念です。


リモコンタイプのコントローラーは、iPodのホイール部分を思い出させるデザインだがただの十字キーです

 カメラユニットは、円筒形のカメラ本体に加えて、円盤状の土台と細い柱で構成されています。テーブルに置いたとき、できるだけ顔の位置にカメラが近づくように工夫された設計です。カメラセンサー部分には水拭きしないように厳重注意のシールが貼られてました(水滴などが残ると精度に影響するということでしょうか)。


AppleのiSightを思い出させるカメラユニット全体

カメラ部分には水拭き厳禁のシール

カメラの土台とUSB 3.0ケーブル

 次のページでは、いよいよOculus Rift本体を開封していきます。

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