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中古PCパーツショップのグラフィックスカードが潤沢化:古田雄介の週末アキバ速報(2/2 ページ)
「組織だった転売ヤーは、先兵隊すらあまり見かけなくなりました」と複数のショップでよく耳にするようになった。そして、中古ショップはグラフィックスカードの在庫が増えていた。
「LHRかどうか調べるのが大変」――新品グラフィックスカード事情
新品のグラフィックスカード売り場は、(価格を除いて)通常通りの品ぞろえとフロアの混み具合に近くなっている。その中でしばしば聞くのは、LHR対応か否かを確かめる苦労だ。
GeForce RTX 3080やRTX 3070、RTX 3060 Tiなど、非LHRモデルが混在しているGPUでLHR仕様になっているモデルはパッケージにロゴが付けられているが、正面にあるとは限らず、裏側や底面に用意されていることもある。あるショップは「メーカーページを見ても分かりにくくて、はっきりと『これはLHRです!』と打ち出すのにひと手間かかる感じになっています」とため息をつく。
それ以上に面倒がられているのが、GeForce RTX 3060だ。RTX 3060は2021年3月に登場したときからマイニング効率を下げる仕様を採用しているが、当時は解除プログラムが出回ったこともあって、抑止力になりきれずにいた感がある。
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しかし、「最近発売されたRTX 3060搭載カードは初回とは違う制限をかけているんです。しかし、RTX 3060は新旧ともにLHRのロゴがないので、区別をつけるのが相当困難なんですよ」という。
別のショップは「たぶん、どこのグラフィックスカード担当もRTX 3060の仕様調べに泣いているんじゃないでしょうか」と疲れた声で笑っていた。
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