ASRockが「Intel Z790チップセット」搭載マザーボードのラインアップを発表 発売日と価格は後日発表:Taichiの歯車は回らない(2/2 ページ)
ASRockが、第13世代Coreプロセッサと同時登場する予定の「Intel Z790チップセット」を搭載するマザーボードのラインアップを発表した。発売日と価格は、後日発表される予定である。
Z790 PG Lightning/Z790 PG Lightning/D4
Z790 PG LightningはPhantom Gamingブランドのエントリーマザーボードだ。PG Lightningシリーズは、従来の「Phantom Gaming 4シリーズ」に相当するもので、ゲーミング向けマザーボードとしては比較的手頃なエントリー製品となる。ただし、上位モデルと同様にI/Oバックパネルがマザーボードと一体化されたため、ケースへの組み込み時の手間が一部省けるようになった。
メインメモリは「/D4」の付くモデルがDDR4規格のDIMM×4、付かないモデルがDDR5規格のDIMM×4という構成になっている。Realtek製の有線LANチップ(2.5GBASE-T)も搭載する。フォームファクターはATXだ。
Z790M PG Lightning/D4
Z790M PG Lightning/D4は、先述のZ790 PG LightningのmicroATXサイズモデルとなる。こちらは「/D4」の付くDDR4メモリ構成(DIMM×4)のみとなり、DDR5メモリ構成は用意されない。
有線LANチップはIntelの1000BASE-T対応のものを搭載する。
Z790 PG-ITX/TB4
Z790 PG-ITX/TB4はPhantom Gamingブランドのマザーボードで、その名の通りMini-ITXサイズでThunderbolt 4端子も備えている。
先に紹介したZ790M PG Lightning/D4とは逆で、メインメモリはDDR5メモリ(DIMM×2)にのみ対応しており、DDR4メモリに対応する構成は用意されない。KillerブランドのWi-Fi 6E/Bluetoothチップ(※1)と、有線LANチップ(2.5GBASE-T)は搭載している。
Z790M-ITX WiFi
Z790M-ITX WiFiは一般/ビジネスユーザー向けのマザーボードで、今回紹介する新製品では唯一I/Oバックパネルを搭載していない。
メインメモリはDDR5規格のDIMM×2で、DDR4メモリ対応構成は用意されていない。Intel製のWi-Fi 6E/Bluetoothチップ(※1)、有線LANチップ(2.5GBASE-T+1000BASE-T)を備えており、有線LANを2系統使いたいユーザーにはうれしい構成となっている。
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