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AMDがエントリーサーバ向けCPU「EPYC 4005」を投入 Zen 5アーキテクチャベースでSocket AM5採用
AMDが、エントリークラスのサーバ向け新型CPUとして「EPYC 4005シリーズ」を投入する。Zen 5アーキテクチャベースで、より効率を高めていることが特徴だ。
AMDは5月13日(米国太平洋夏時間)、エントリークラスサーバ向けの新型CPU「EPYC 4005シリーズ」を発表した。本CPUを搭載するサーバは、順次発売される予定だ。
EPYC 4005シリーズの概要
EPYC 4005シリーズは2024年5月にリリースした「EPYC 4004シリーズ」の次世代製品で、CPUアーキテクチャを「Zen 5」に改めたものとなる。
CPUソケットは、EPYC 4004シリーズや「Ryzen 7000シリーズ」以降のデスクトップPC向けRyzenと同じ「Socket AM5(LGA1718)」を採用しており、ECC(エラー誤り訂正)機能付きDDR5メモリに対応する。
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その他、主な仕様は以下の通りだ。
- CPUコア:Zen 5アーキテクチャ(6コア12スレッド~16コア32スレッド)
- GPUコア:RDNA 2アーキテクチャ(DisplayPort 2.0/HDMI 2.1出力対応)
- 対応メモリ:DDR5 DIMM×2チャンネル(ECC対応:最大192GB)
- PCI Express 5.0バス:最大28レーン
競合であるIntelの「Xeon 6 6300Pシリーズ」の最上位製品(Xeon 6 6369P:8コア16スレッド)と、EPYC 4345P(8コア16スレッド)/EPYC 4585PX(16コア32スレッド)のパフォーマンス比較。競合よりも高速であることをアピールしている
ラインアップ
EPYC 4005シリーズのラインアップは以下の通りとなる。なお、モデル名の末尾の「P」はシングルプロセッサ専用であること、「X」は3D V-Cacheテクノロジーを適用してL3キャッシュを増量したモデルであることを意味する。
- EPYC 4245P
- CPUコア:6コア12スレッド(3.9GHz~5.1GHz)
- L3キャッシュ:32MB
- TDP:65W
- 想定価格(1000個購入した場合の1個当たり):239ドル(約3万5100円)
- EPYC 4345P
- CPUコア:8コア16スレッド(3.9GHz~5.3GHz)
- L3キャッシュ:32MB
- TDP:65W
- 想定価格(1000個購入した場合の1個当たり):329ドル(約4万8400円)
- EPYC 4465P
- CPUコア:12コア24スレッド(3.4GHz~5.4GHz)
- L3キャッシュ:64MB
- TDP:65W
- 想定価格(1000個購入した場合の1個当たり):399ドル(5万8700円)
- EPYC 4545P
- CPUコア:16コア32スレッド(3GHz~5.4GHz)
- L3キャッシュ:64MB
- TDP:65W
- 想定価格(1000個購入した場合の1個当たり):549ドル(約8万700円)
- EPYC 4565P
- CPUコア:16コア32スレッド(4.3GHz~5.7GHz)
- L3キャッシュ:64MB
- TDP:170W
- 想定価格(1000個購入した場合の1個当たり):589ドル(約8万6600円)
- EPYC 4585PX
- CPUコア:16コア32スレッド(4.3GHz~5.7GHz)
- L3キャッシュ:128MB
- TDP:170W
- 想定価格(1000個購入した場合の1個当たり):699ドル(約10万2800円)
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