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ただ安くなっただけではない「24インチiMac」をチェックした24インチiMac Trilogy I(2/2 ページ)

新型Mac miniと同様、新型iMacも見た目は旧モデルと変わらないが、内部システムを一新しながら低価格化しているのが特徴だ。その中位モデルをチェックする。

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GeForce GT 120とGeForce 9400Mを比較

 今回評価したのは、2.93GHzのCore 2 Duoを搭載する「MB419J/A」で、メモリ容量が4Gバイト、HDD容量が640Gバイト、グラフィックスにはGeForce GT 120(256MB GDDR3)が採用されている。液晶ディスプレイは前述の通り、フルHDをサポートした24型ワイドだ。

評価機は、2.93GHzのIntel Core 2 Duoを搭載する24型ワイド液晶モデル。グラフィックスには外付けGPUのGeForce GT 120を採用している

 性能面の強化で気になるのはやはりグラフィックスだろう。ここではGeForce 9400Mを採用する20型iMac(MB417J/A)とMac miniの上位モデル(MB464J/A)を比較対象として取り上げた。

 CINEBENCH R10の結果は、OpenGLのスコアが6021と、GeForce 9400Mを搭載する20インチiMacやMac miniよりも23〜45%ほど高速な結果となった。Rendering xCPUのスコアも6480と、ほかの2機種に比べて頭1つ抜けている。一方、iTunesでファイル変換に要した時間は、QuickTimeファイル(再生時間1分)の「iPod/iPhone用」変換で62秒、 Appleロスレスファイル(再生時間10分)のAAC変換では15秒と、20インチiMacに比べて圧倒的に速いというわけでもなさそうだ。

 24インチiMacには20インチiMacと同じ2.66GHzのCore 2 Duo を搭載し、外付けグラフィックスを持たないモデル(MB418J/A)も用意されており、こちらは15万8800円と評価機とは4万円の価格差がある。GPUを後からアップグレードできない一体型PCでは悩ましいところだが、グラフィックス性能をそれほど重視しないユーザーにとってはこちらを選択するのもありだろう。

CINEBENCH R10の結果からRendering(Multiple CPU)とShading(OpenGL Standard)の値を掲載(画面=右)。iTunesを使って、再生時間1分のQuickTimeファイルを「iPod/iPhone用」に、再生時間10分のAppleロスレスファイルAACをAACに変換した際の所要時間を手動で計測した(画面=左)

 次回はWindows XP環境でのテスト結果をお届けする。

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