さっそく新型「iPod nano」に触ってみた:Appleイベント現地リポート(2/2 ページ)
動画の記録/再生機能を引っさげて登場した新型iPod nano。カメラの位置は? 使い勝手は? 会場からファーストインプレッションをお届けする。
さっそく現地でiPod nanoを試してみた
スペシャルイベント会場には製品展示スペースが用意されており、イベント終了後は実際に製品に触れつつ、スタッフへの質問が行えるようになっている。さっそく展示スペースへと向かってnanoを操作してみたが、ファーストインプレッションは「どうやって動画撮影するのか」と思わずとまどったことだ。
携帯用にはちょうどいいnanoのサイズだが、動画撮影を行うとなるとカメラの位置を気にしつつ手で押さえなければならない。慣れの問題かもしれないが、必ずしも小さいことがプラスにはならない印象だ。ただし、iPhoneでトイカメラとしての楽しみ方が広がっているように、この手軽さがプラスに働く使い方が今後いろいろと考案されていくのかもしれない。
もう1つ、このカメラ機能で注意したいのは、動画のみの撮影という点だ。VGAサイズの30fpsで撮影が可能だが、写真の撮影はできない。記録された動画から適時静止画を抽出することになる。また、ホワイトバランスも自動調整でオートフォーカスは(確認した範囲で)対応していないため、必要最低限のコンパクトな動画撮影機能になっている。ただ各種エフェクトや加工を加えることができるため、本格撮影というよりはちょっとしたイベントの記録や遊びに使うといった活用方法に向いているだろう。「iPodとビデオカメラが一体化した」と考えるより、「小型iPodで動画も撮影できるようになった」と考えるほうが近いかもしれない。
新しい遊び方を提案する新型iPod nano。お時間のある方はぜひ近くの店舗に顔を出して実機に触れてみてほしい。
*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***
関連キーワード
iPod | Apple | iTunes | スティーブ・ジョブズ | iPod shuffle | iPod nano | Apple TV | iPod touch | Mac OS X | iTunes Store | Facebook | iMac | iPhone | iPod classic | Last.fm
関連記事
- お帰り!:ジョブズCEOによる「One more thing...」――目玉はiPod nano!
米Appleのスペシャルイベントに待ちに待ったジョブズCEOが登場。その姿を聴衆は総立ちで迎えた。現地から速報をお届けしよう。 - ビデオ撮影可能な新iPod nano、登場
アップルがカメラを搭載した新型iPod nanoを発表した。既存モデルと同サイズのボディながら液晶は大型化し、ビデオ撮影可能なカメラを新搭載した。 - iPod shuffleはカラバリ充実、AppleStore限定モデルも用意
iPod shuffleに価格改定およびバリエーションモデルの追加が行われた。新たに2GバイトモデルとAppleStore限定モデルが追加され、カラーは5色から選択可能になった。 - iPod touchが高速化、価格改定も実施
アップルがiPod touchのラインアップを改訂。処理速度が最大50%向上した32G/64Gバイト版が用意されたほか、既存8Gバイト版は1万円台へと価格が引き下げられた。 - iPod classicは160Gバイトの“超容量”へ
iPod ClassicはHDD容量が160Gバイトという“超容量”となり、4万曲を持ち運ぶことが可能になった。 - アップルは低価格音楽プレーヤーでもイノベーションを生み続ける
第3世代iPod shuffleでは、5つのボタンで構成される従来のインタフェースをやめ、新たに本体をボタンレスにしてしまった。このデザインの裏にはどのような狙いがあるのか。アップルのiPod担当ワールドワイドプロダクトマーケティング、ショーン・エリス氏に話を聞いた。 - 9月にAppleがイベント タブレットではなく新iPodを発表?
9月9日にAppleがイベントを開き、カメラ付きの新しいiPodを発表すると言われている。 - 元には戻れない快適さ:Snow Leopardが切り開く、Macの新時代
Mac OS X v10.6“Snow Leopard”は、バージョン番号の点でも見た目的にも変化の少ないアップグレードだが、これは確かにMacの新しいスタートポイントと言えるOSだ。主要な特徴を総括しよう。 - Snow Leopardのここに注目:これは便利! 「Snow Leopard」を実際に使って感じた新機能“トップ20”
ついにSnow Leopardの発売された。深夜販売で購入した人はさっそくインストールを始めた人もいるころだろうか。ここでは筆者が1週間Snow Leoaprdで作業し、日常的に使う中で気に入った新OSの変更点をランキング形式で紹介していこう。 - 注目の機能を動画でチェック:Snow Leopardを通して考える「これからのOS」(後編)
後編では、Macを使うのが初めての人でもすぐに楽しめるSnow Leopardの特徴を3つ厳選して、動画を交えながら紹介していこう - 発売直前!:Snow Leopardを通して考える「これからのOS」(前編)
最新Mac OS X「Snow Leopard」の販売がいよいよ始まる。このアップグレードはユーザーに何をもたらすのか。「洗練」と「発展」の2つのキーワードで読み解いていこう。 - Macを未来へと前進させる低価格化戦略
WWDC 2009の基調講演の様子を、直後に行われたインタビューの内容を交えながら振り返ってみる。まずは新型「MacBook Pro」と次期Mac OS X「Snow Leopard」編だ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.