“何でも入り”で、まさに新生活向け──“オールインワンモバイル”に進化した「LaVie M」の実力チェック:13.3型なのに“テンキー”も搭載(2/4 ページ)
重量1.86キロ+10時間動作の「LaVie M」が、光学ドライブやテンキーまで搭載する“オールインワンモバイル”に進化した。Core i7-660UM搭載の最上位モデルで使い勝手とパフォーマンスを検証する。
モバイルノートPCながら、「テンキー付き」のキーボードを採用
LaVie Mは、オールインワンA4ノートPCと同様にテンキー付きのキーボードを備える。これはモバイルノートPCとしては非常に珍しく、2011年2月現在、新モデルとして購入できる13.3型サイズ以下の国内メーカー製ノートPCにおいて、唯一の特徴と思われる。
キーボードはキー1つ1つが独立したアイソレーション仕様で、主要キーのキーピッチは18ミリ、キーストロークは約2.4ミリを確保する。標準ピッチの19ミリより数値はわずかに狭いが、キーの小ささや窮屈さはほとんど感じない。そして、数値入力時にテンキーがあると確かに便利なシーンが多く、普段もWeb通販の住所入力などで利用したりもする。もちろんExcelなど数値入力が主となるアプリケーションを業務や授業で多用するなら、この“テンキー付き”による操作性のよさはより満足できると思われる。
タッチパッドには、マルチタッチでのジェスチャー操作などに対応する「NXパッド」を採用する。手書き文字の認識などを可能な機能も備えている。
搭載インタフェースは、HDMI出力、アナログRGB出力、USB 2.0×3、マイク/ヘッドフォン端子、SDXC対応SDメモリーカードスロット、1000BASE-T準拠の有線LANなど。普段のPC利用において過不足ない構成で、USB 2.0の1つは電源オフでも携帯電話や音楽プレーヤーなどをUSB充電できる「パワーオフUSB充電」に対応する。
SDメモリーカードスロットは高速転送規格“UHS-I”に対応した大容量のSDXCをサポートし、対応SDメモリーカードを用いて従来より高速にデータ転送が行える。最近、デジタルカメラやデジタルビデオカメラといった映像・写真機器を中心にSDXC対応機器が増えており、大容量のデータをより高速にPCへ取り込みたい場合に威力を発揮する。
通信機能はIEEE802.11a/b/g/n準拠の無線LANと1000BASE-T準拠の有線LANを備える。LM750/DSを含む今回のLaVie Mは、前モデルで対応したWiMAXを標準搭載としない点は残念だが、別途USB接続型のデータ通信機器やポータブルルータ型の機器とともにモバイルデータ通信ももちろん活用できる。また、NEC独自のPC遠隔操作ツール「Luiリモートスクリーン」のクライアントとしても利用できる。
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