ASUS、「Padfone」初公開:COMPUTEX TAIPEI 2011(2/2 ページ)
COMPUTEX TAIPEI 2011の開幕を翌日に控えた台北で、ASUSが“スマートフォン内蔵タブレット”をはじめとする多数の「未発表」モデルを公開した。
“spun”仕上げのメタリック天板が光り輝く最薄3ミリノートPC
ノートPCでは、薄型ノートPCの2モデルが公開された。その1つ、「new UX Series」は、厚さが最薄部で3ミリ、最も厚い部分で17ミリという薄いボディを採用する。本体の重さは1.1キロと、厚さに比して重く感じるが、これは、アルミニウムのユニボディを採用するとともに、天板に“spun”フィニッシュとASUSが呼ぶ円を描くヘアラインを施して特徴のある輝きを放つメタリックパネルを採用しているためだ。バッテリー駆動時間も7時間以上を目指すとしている。
また、性能も重視しており、CPUには、“Sandy Bridge”世代のCore i7シリーズの搭載も可能という。ストレージデバイスはSerial ATA 6Gbps対応のSSDを予定しており、スリープ状態からの復帰が数秒(カンファレンスのスライドでは2秒とある)で可能になると説明している。本体搭載のインタフェースでは、USB 3.0を用意するほか、接続する周辺機器にPCが起動していない状態でも充電できる「USB Charger +」対応コネクタも備える。
Eee PCでも、新モデル「Eee PC X101」が公開された。こちらもボディサイズが最も厚い部分で17.6ミリと薄いボディを採用する。液晶ディスプレイサイズは10.1型ワイドで、搭載するCPUは「Atom N435」とASUSは説明する。本体の重さは950グラムを予定している。
Eee PC X101では、OSにMeeGoを導入したモデルを用意する。ただし、“オプション”として、Windows 7シリーズ(それ以上のエディションは明らかにしていない)を導入して、データストレージにSSDとHDDを搭載するモデルも選択できるとのことだ。
カンファレンスでは、このほかにも、27型ワイド液晶ディスプレイを搭載する液晶一体型PC「ET2700XVT」や2011 International CESで登場したEee PC Slider「SL101」、ステレオ立体視表示に対応したタブレットデバイス「Eee Pad MeMO 3D」、そして、ジェスチャー操作などに対応するワイヤレスユーザーインタフェース「WAVI Xtion」などが紹介された。Padfoneの詳細仕様などもふくめて、詳しい情報は展示ブースが公開される後日に改めて紹介する予定だ。
関連記事
- 特集:COMPUTEX TAIPEI 2011
PC関連ベンダーが、復活を期した新モデルを一気に投入! 新世代のチップセットにタブレットデバイス。2011年のCOMPUTEXも見逃せない! - もうすぐ始まるよー!──COMPUTEX TAIPEI 2011“開幕前日”リポート
2011年もやってきました台北市。COMPUTEX TAIPEI 2011が5月31日から始まる。開幕前日の状況を「意外とさわやか」な現地から報告する。 - 「Eee Pad Transformer TF101」の“変形合体”を写真と動画で見る
Tegra 2とAndroid 3.0を搭載したタブレットは数あれど、こんな製品は見たことがない。ASUSの「Eee Pad Transformer TF101」は、Eee PCで培った技術を積極的に盛り込んできた。その“新しさ”を写真と動画で確認する。 - やっぱり出てきた“Z68”マザー──ASUSのCeBIT展示ブース事前公開
ASUSはCeBIT 2011開幕の前日に、展示ブースを公開した。所定の1時間では回りきれないほど大規模な展示ブースでは、多数の“未発表サンプル”が確認された。 - ASUS、Android 3.0&Tegra 2採用タブレットデバイスなど4モデルを公開
ASUSは2011 International CESの開幕“前前日”となる1月4日(現地時間)に米国ラスベガスにて2011年に投入を予定する「Eee Pad」シリーズを公開した。 - ASUSプレスカンファレンスで「Eee Pad」「Eee Tablet」が登場
ASUSがCOMPUTEX TAIPEI 2010で行ったプレスカンファレンスの主役も、やはり「タブレット」だ。まずは、多彩な「Eee Pad」と「Eee Tablet」の姿を紹介しよう。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.