第1回 “iPhoneユーザーから嫉妬されるスマホ”EVO WiMAXを購入した:たまねぎIT戦士のEVO体験記(2/2 ページ)
「社会人ってスマートフォンを持ってないとまずいんじゃないか」と思ってEVO WiMAXを買ってみたら、なんか人からもの珍しそうな目で見られる。「なんでiPhoneじゃないの?」とかよく聞かれるけど、ちゃんと理由とこだわりがあるんです。
学生はお金がない
実は、私がスマートフォンへの乗り換えをためらっていたことの理由がもう1つありました。それは「利用料が高くなる」こと。学生時代はろくにバイトをせず、遊んでばかりで常時お金がなかったので、スマートフォンにした場合の利用料の負担を嫌っていたのです。iPhoneに乗り換えた友達の話を聞いてみても、
池田「iPhoneって月々いくらぐらい利用料がかかるわけ?」
ゼミの後輩「月に8000円ぐらいですかね」
池田「無理です。大体8000円あったら何回テニスできると……」
と、私には8000円は地味に痛い金額だったのです。2台持ちをしている人はさらに高く、1万円を超えるケースも珍しくなかったので、スマートフォンは学生のうちは無理かな……と思っていました。もともとケータイはメールに使うくらいで、利用料も1000円台(パケット定額制ではない)だったので、ケータイの利用料金を親に払ってもらっていたこともあり、「スマートフォンにすると自分がケータイ代を払うことになるよなぁ」と情けない考えを持っていたのも確かです。
社会人になってからは、利用料金を自分で払うことになり、どうなったら安くなるか、ちょっと真剣に考えるようになりました。料金プランは「ISフラット」とIS NET利用料を合わせて月額6300円。人生初の定額制料金プランへのチャレンジですが、ネット接続をすべてEVOに統一することで、できるだけ価格を抑えようとしました。biblioの料金プランは「プランSSシンプル」で、月々の基本使用料金は980円。無料通話分を超えて電話をすることもないので、料金はほぼ基本使用料とあまり変わりません。以上で、2台合わせて月々の使用料金は大体8000円程度。十分許容範囲です。
実際に使ってみると
ついに念願のスマートフォンを購入し、家に帰って早速開封。サイズは他のスマートフォンに比べれば少々大きいですが、画面が大きいというのは使いやすいです。特にWebページが読みやすい。タッチの反応もスムーズ。iPhoneに比べると反応は若干劣りますが、ストレスなく使えるので問題はありません。今までのケータイと比べると動作が直感的で、いちいちボタンを押す必要がないので、指の負担も少なくなりました。
EVO WiMAXを使い始めて、今までよりもTwitterやmixi、Facebookを見る機会が増えました。前述のようにbiblioでは私のケータイはパケット定額制を適用していないので、今まではSNSはほぼPCでしか利用していませんでした。ですが、EVO WiMAXを買ったことでちょっとした空き時間にSNSを見ることが増えました。平日は仕事があるので、SNSを見る時間は限られますが、休日などは外出先でつぶやいたり、暇なときに「暇すぎて○○(場所)なう」とかつぶやいたりしていると、大学時代の友達からケータイの方にメールが来て昼飯を一緒に食べたり、遊びに誘われるなど、友達とのコミュニケーションに役立っています。
そして、PCを開く時間が減りました。ちょっとした調べ物の際にはスマートフォンで調べてしまえばよいし、SNSはEVO WiMAXで見るということで、PCを使う目的が減ってきました。また、私はよくゲームの攻略サイトを確認しつつゲームをするのですが、最近ではスマートフォンを片手にPSPで遊んでいます。このようにスマートフォンはいろいろと面白い使い方ができるのではないかな、と感じつつEVOの使い方を模索しています。
次回からは、EVO WiMAXのバッテリーを持たせる方法、WiMAXを封印して1日を過ごしてみるとどうなるか、など色々なことにチャレンジします。お楽しみに。
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