Androidタブレット+スライド式キーボードの「Eee Pad Slider SL101」を速攻チェック:発売記念 写真&動画レビュー(1/3 ページ)
キーボード付きAndroidタブレットにタダならぬ情熱を燃やすASUSから、またもユニークな製品が日本上陸。“スライド式キーボード”を備えた新モデル「Eee Pad Slider SL101」の出来栄えは?
タブレットにキーボードが欲しいユーザー必見の「Eee Pad」再び
ASUSTeK Computer(ASUS)は10月8日、10.1型ワイド液晶とキーボードが備わったAndroidタブレット「Eee Pad Slider SL101」の国内販売を開始した。
一見するとごく普通のタブレットだが、スライド式キーボードを内蔵しており、液晶ディスプレイ部をずらして起こすだけで、ノートPCのようなスタイルに早変わりするのが特徴だ。
ASUSが2011年6月に発売した「Eee Pad Transformer TF101」は、10.1型ワイド液晶搭載のAndroidタブレットと着脱式のモバイルキーボードドックを組み合わせることで、タブレットスタイルとノートPCスタイルの2つの使い方を状況に応じて選択できる“トランスフォームスタイル”を採用していた。
新発売のEee Pad Slider SL101も、タブレットスタイルとノートPCスタイルの2つの使い方を選べるが、キーボードは着脱式ではなく、コンパクトなスライド式キーボードを内蔵し、そのうえで薄型・軽量を追求している。
いずれもタブレットでしっかりした文字入力がしたいユーザー向けの製品で、どちらがベターかは使い方によって変わってくるだろう。
ただ、Eee Pad Slider SL101はキーボードの内蔵により、タブレット端末としてサイズは少し大きくなるものの、状況に応じてキーボードを着脱して、携帯利用時にキーボードも持っていったり、あるいは置いていったり、といった判断が不要になったため、幅広いユーザーにとって扱いやすいのではないだろうか。
今回はEee Pad Slider SL101の特徴を写真と動画でチェックしていこう。
スムーズに出し入れできるスライド式キーボード
最大の特徴となるスライド式キーボードは、横位置の状態で液晶ディスプレイ部を奥にずらしながら持ち上げると、ディスプレイ裏側のアームが立ち上がり、隠れていたキーボードが現れる仕組みだ。不意にキーボードが飛び出してしまわないよう、固めに閉じているが、液晶ディスプレイをグッと少しだけずらせば、後はスムーズに動作する。
折りたたんだ状態での安定性を高めるため、液晶ディスプレイ部の四隅などにマグネットを内蔵したり、液晶ディスプレイ部の裏にフックを設けてキーボード利用時にはしっかり固定したり、とスライド式キーボード機構についてはよく練られている。ちなみにキーボード利用時は液晶の角度が約140度で固定され、チルト角度の調整などは行えない。
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