新デザインで薄く、軽くなった15.6型スタンダードノート――「IdeaPad Z500」:2012年PC秋冬モデル
15.6型ワイド液晶ディスプレイを搭載するスタンダードノートPC「IdeaPad Z500」は、従来モデルからデザインを変え、手前側を絞り込むくさび形の新フォルムを採用した。
7.5ミリの薄型化、450グラムの軽量化を実現
レノボのIdeaPad Z500は、夏モデルの「IdeaPad Z580」の後継機種となる、15.6型サイズのスタンダードノートPCだ。新モデルでは、前方に向かって薄くなるくさび形フォルムを採用し、従来モデルよりも薄く、軽いボディとなった。
本体サイズは約375(幅)×263(奥行き)×25.4(高さ)ミリで、重量は約2.2キロ。従来モデルと比較すると(370(幅)×250(奥行き)×32.9(高さ)ミリ、約2.65キロ)、と幅と奥行きは若干増えたものの、約7.5ミリの薄型化、450グラムの軽量化を実現している。
主なスペックについては、従来モデルとほぼ共通だ。Core i5-3210M(2.5GHz/最大3.1GHz)とIntel HM76 Expressチップセットを組み合わせた基本システムに、4Gバイトメモリ(4Gバイト×1、最大8Gバイト)、500GバイトHDD(5400rpm)、DVDスーパーマルチドライブを搭載し、グラフィックスはCPU統合のIntel HD Graphics 4000を利用する。
インタフェースは、USB 3.0×1、USB 2.0×2、100BASE-TXの有線LAN、HDMI出力、アナログRGB出力、音声入出力、SDメモリーカード/MMC用スロット、HD対応Webカメラなどを備える。無線通信機能はIEEE802.11b/g/n準拠の無線LAN、Bluetooth 4.0を利用可能だ。
OSは64ビット版Windows 8をプリインストールする。バッテリーは4セル式で、動作時間は約6.8時間と従来モデル(約4.1時間)の1.5倍以上に伸びた。カラーバリエーションは、ダークチョコレートとエナメルホワイトの2色。ダークチョコレートは2012年11月中旬に出荷開始、エナメルホワイトは11月下旬に出荷を開始する。価格はオープンで、想定実売価格は6万5000円前後。
IdeaPad Z500店頭モデルの概要(その1) | ||||||||
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シリーズ名 | モデル名 | タイプ | 従来比較 | CPU | メモリ | HDD/SSD | OS | 実売価格 |
IdeaPad Z500 | 593192J(ダークチョコレート)、593193J(エナメルホワイト) | 大画面2スピンドルノート | 新シリーズ | Core i5-3210M(2.5GHz/最大3.1GHz) | 4GB (DDR3) | 500GB HDD | 64ビット版 8 | 6万5000円前後 |
IdeaPad Z500店頭モデルの概要(その2) | ||||||||
シリーズ名 | モデル名 | 液晶 | 解像度 | チップセット | 光学ドライブ | GPU | TV/オフィス | 重量 |
IdeaPad Z500 | 593192J(ダークチョコレート)、593193J(エナメルホワイト) | 15.6型ワイド | 1366×768ドット | Intel HM76 | DVDスーパーマルチ | CPU統合 | ─/─ | 約2.2キロ |
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