「Surface Pro」は6月7日に発売、Office入りで9万9800円から:世界初の256Gバイトモデルも登場
「Surface RT」の国内発売から約3カ月、ついにWindows 8 Proを搭載する上位機「Surface Pro」の日本向けモデルが6月7日に発売する。Office Home and Business 2013を標準でプリインストールし、世界で初めて256GバイトSSDを搭載するモデルを投入した。
Officeと256GバイトSSD、日本向けモデルに2つの「サプライズ」
日本マイクロソフトは5月29日、Windowsタブレット「Surface Pro」を国内販売すると発表した。発売は2013年6月7日の予定だ。SSDの容量違いで2モデルをラインアップしており、価格は128Gバイトモデルが9万9800円(税込み、以下同)、256Gバイトモデルが11万9800円。256Gバイトモデルは世界初の投入となり、海外で販売している64Gバイトモデルは用意しない。
販売店はビックカメラ(コジマ、ソフマップ含む)、ヤマダ電機(ベスト電器含む)、ヨドバシカメラ、エディオン(100満ボルト含む)、ケーズデンキグループの主要店舗、および直販のマイクロソフトストアだ。
Surface Proは、Microsoftが開発したWindows 8 Pro搭載タブレット。Windows RTに対応する「Surface RT」の上位モデルで、同社がデスクトップアプリケーションと呼ぶx86/x64用のWindowsアプリ(やデバイス)を利用できるほか、付属の電磁誘導式デジタイザスタイラスによるペン入力も可能だ。日本向けモデルは米国モデルと異なり、Office Home and Business 2013を標準でプリインストールした。
「VaporMg」(ベイパーマグ)と呼ばれる特殊加工の軽量マグネシウム合金を採用した堅牢なボディや開閉式のKickstand(キックスタンド)といった特徴はSurface RTと共通する。主なスペックは、CPUが第3世代Core i5プロセッサ、メモリ容量が4Gバイト、SSD容量が128Gバイトもしくは256Gバイトとなる。IPSパネルを採用した10.6型液晶ディスプレイは10点マルチタッチに対応し、1920×1080ドット表示が可能だ。通信機能はIEEE802.11a/b/g/nの無線LAN、Bluetooth 4.0+LEを利用できる。
インタフェースは720p対応のHD Webカメラ(イン/アウト)、ステレオスピーカー、デュアルマイク、フルサイズのUSB 3.0、SDXC対応microSDカードスロット、ヘッドフォン出力、Mini DisplayPort、カバー用コネクタを装備する。センサー類はSurface RTと同様で、照度センサー、加速度センサー、ジャイロスコープ、電子コンパスを備えた。
バッテリー容量は42ワットアワーで、動作時間は非公開ではあるものの「体感で4時間ぐらい」(同社執行役リテールビジネス統括本部長 横井氏)という。本体サイズは約275(幅)×173(奥行き)×14(厚さ)ミリ、重量は約907グラムだ。
オプションとして、Surface RTと共通で利用できるキーボード付きカバー「Touch Cover」(9980円)と「Type Cover」(1万980円)のほか、Mini DisplayPortの変換アダプタ(アナログRGB、HD AV)とEthernetアダプタが3980円、専用ペンが2980円、ACアダプタ(48ワット)が7980円で本体と同時に発売する。
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