EIZOの新しい銀座ショールームを訪ねてみた――貴重な実機展示、無料セミナー、ギャラリーも:ディスプレイ愛好家の新聖地か
国内ディスプレイメーカーのEIZO(旧社名:ナナオ)が、ショールーム「EIZO Galleria Ginza」を銀座の3丁目から7丁目に移転し、営業を開始した。EIZOの魅力がギュッと詰まったスペースになっている。
EIZOは1月10日、ショールーム「EIZO Galleria Ginza(EIZOガレリア銀座)」を銀座の3丁目から7丁目に移転し、営業を開始した。新住所は東京都中央区銀座7-3-7 ブランエスパ銀座ビル3階。営業時間は10時〜18時30分、定休日は日、月、祝日(例外あり)だ。
床面積245.3平方メートルのショールーム内には、多目的なPCディスプレイの「FlexScan」シリーズをはじめ、カラーマネジメント対応の「ColorEdge」シリーズ、エンターテインメント向けの「FORIS」シリーズなど、同社の主要ラインアップを展示している。特に240Hz駆動のゲーミングディスプレイ「FORIS FG2421」はオンライン販売限定の製品ゆえ、国内でほぼ唯一、購入前に試用できる場所となる。
さらに、メディカル市場向けの「RadiForce」シリーズ、産業市場の「DuraVision」シリーズなど、特定市場向け製品も展示しているほか、企画展やセミナー用のスペース、販売終了となったCRTディスプレイの名機、同社の歴史、国内外の導入事例をまとめたパネルを用意することで、「人々の暮らしをディスプレイで支えるEIZOブランド」をより深く体験できるショールームとなっている。
室内は展示機の表示色を正しく評価できるよう、照明をすべて色温度5000K(調光可能)に、内装を無彩色に統一した。実際に各製品を試用し、機能や表示品質をチェックできる。一般的なショップと異なり、環境光の影響なく、ディスプレイの発色を正確に見比べられるスペースは貴重だ。事前に問い合わせて了解を得れば、PCを持ち込んで接続しての試用にも対応するという。ショールームで直接物販は行わないが、その場でオンライン注文することも可能だ。
EIZO Galleria Ginzaチーフの浅井二郎氏は「カメラ店やギャラリーが集中する銀座は、写真表示に適したColorEdgeシリーズと親和性が高い街。実際、ColorEdgeシリーズを目的に来店される方が非常に多いため、今回の移転でも銀座にこだわり、銀座と新橋の駅からアクセスしやすい場所を選んだ。また、従来に比べて特定市場向け製品の展示にも力を入れており、今後は法人を含め、より幅広い層にご利用いただけるショールームにしていく」と、移転オープンの意気込みを語った。
なお、EIZO Galleria Ginzaでは移転オープンに伴い、2014年1月31日(金)までに来場した方に「EIZO特製モニタークリーニングクロス」をプレゼント中だ(数に限りあり)。また、ColorEdgeによるカラーマッチングの基礎を学べる無料のセミナーや、ワークショップなどのイベントも定期的に開催している。EIZOファンはもちろん、パーソナル、ビジネスユースを問わず、用途に応じたディスプレイを実際に見てじっくり検討したい方は、一度足を運んでみてはいかがだろうか。
関連記事
- EIZO、銀座ショールームを移転オープン
EIZOは、同社ショールーム「EIZO Galleria Ginza」の移転オープンを発表した。 - 4倍速の23.5型VAパネル搭載:EIZO、ゲーム向けPCディスプレイ初の“240Hz”駆動を実現した「FORIS FG2421」
120Hz駆動のゲーミングディスプレイを出さずに静観していたEIZOだが、いきなり“240Hz”駆動の「FORIS FG2421」を発売した。これがEIZO流の「倍返し」なのか。 - “ぎらつき”も“ちらつき”も低減:EIZO、画質や省電力性能を高めた27型カラーマネジメント液晶「ColorEdge CG277/CX271」
EIZOは27型カラーマネジメント液晶ディスプレイ「ColorEdge CG277」と「ColorEdge CX271」を11月22日に発売する。画質、省電力性能、疲れ目対策機能、ソフトウェアを強化した。 - ブルーライトもチラツキも抑制:疲れ目対策と節電こだわった液晶ディスプレイ――「FlexScan EV2436W-Z」を試す
EIZOの24.1型ワイド液晶ディスプレイ「FlexScan EV2436W-Z」は、ブルーライトやチラツキの抑制といった疲れ目対策と、消費電力を低減する機能が満載だ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.