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Atom x7はゲームで“熱く”なる?――「Surface 3(4G LTE)」の3D描画性能と発熱をチェック「Surface 3」の気になるトコロ(5)(2/2 ページ)

小型軽量で4G LTE対応の「Surface 3」を大画面の携帯ゲーム機として活用できないだろうか。今回はさまざまなPCゲームのベンチマークテストを行い、3D描画性能や本体の発熱について検証した。

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ボディの表面温度はどのくらい?

 Surface 3はAtom x7-Z8700を採用することで、本体のファンレスを実現した。動作音がしないのは魅力だが、発熱の処理はどうだろうか。

 今回はHD画質のYouTube動画を30分間再生した低負荷時と、3DMark ICE Storm Extremeを30分間連続実行した高負荷時で、Surface 3の背面を6分割した各部の表面温度を計測した。負荷をかけるときはキックスタンドを1段目で固定し、下段の左/中央/右においてはキックスタンドの内側を計測している。実施した部屋の室温は26.5度である。

Surface 3の表面温度
低負荷時の表面温度
Surface 3の表面温度
高負荷時の表面温度

 Surface 3は、負荷時に本体の背面上段中央から右上にかけて発熱する。低負荷時は最高でも33度程度で、ほんのり温かくなる程度だ。高負荷時になると、最高で41.6度まで表面温度が上昇し、触れるとじんわり熱さが伝わってくる。リアカメラ周辺は特に発熱するようだ。

 とはいえ、キーボードは熱を持たないType Coverを採用しているため、文字入力時に直接手が触れる部分が発熱するわけでもなく、本体の熱がユーザーに直接伝わってこないのは、これからの暑い季節にうれしいポイントだ。

Type Cover
手汗が多い筆者は、熱くならないType Coverがお気に入り

4G LTEでどこでも“ブラウザゲー”が快適に楽しめる

 3D性能を要求するPCゲームの動作は厳しいという結果に終わったが、もはや定番となった「艦隊これくしょん(艦これ)」や、話題の「刀剣乱舞」といったブラウザゲームを楽しむにはSurface 3でも十分だ。

 しかも、搭載された4G LTEによってどこでも気軽にゲームを楽しむことができるようになった。スマートフォンなどのテザリング機能をオンにしたり、モバイルWi-Fiルータのバッテリーを気にしたりすることなく、そのままネットワークにつなげられるのは想像以上に快適だ。どこでも鎮守府に着任したい提督にとって、Surface 3の4G LTEは大きな戦力になるに違いない。

艦これ
もはやWindowsタブレットで「艦これ」が快適に動作するのが当たり前になってしまった。いい時代です
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