今から知っておきたい「Windows 10」導入後のWindows Updateに関する注意点:鈴木淳也の「Windowsフロントライン」(2/2 ページ)
プレビュー版の幅広い展開や正式版の無料アップグレードなど、過去のWindowsとは異なる提供方法で話題を振りまいてきたWindows 10。実は導入後のWindows Updateについても従来とは異なるルールが設けられている。
個人向けWindows 10のWindows Updateは「自動更新」
なお、現在Windows Insider Program参加者に配布されている「Windows Insider Preview(Build 10240)」はRTM相当と言われているが、Build 10240のWindows 10 Home/ProでWindows Updateの設定をのぞいてみると、更新プログラムのダウンロードおよびインストールが「自動」のみで、この際の再起動もデバイスが使用されていないときに自動で行われる仕組みになっている(Windows Update for BusinessのWindows Update設定メニューは現時点で未確認)。
Windows 10の一般公開時もこれと同じ仕様かどうかは不明だが、従来のWindows 7/8.1のように、ダウンロードやインストールの可否、更新のタイミングをユーザーが自由にカスタマイズできなくなっている。
ただし、Windows Updateの詳細オプションから、更新プログラム適用時に「再起動の日時」を設定するように通知することは可能だ。知らない間に再起動されて困る場合や、まれにある更新プログラム自体の不具合が気になる場合は、再起動日時を設定しておくといいかもしれない。
また、従量制課金接続(追加料金がかかる可能性のある接続)では、更新プログラムがダウンロードされない仕様になっているという。少なくとも、気付かないうちに3G/LTE通信のデータ量が膨れ上がり、通信キャリアの速度制限に引っかかるといったことはなさそうだ。
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