Windows 10のディスク容量肥大を招く「Windows.old」はすぐ削除すべき?:Windows 10のツボ(9)
Windows 10にアップグレードすると、前環境のバックアップデータが収められた「Windows.old」フォルダが生成される。親切設計だが、ファイルサイズが大きいのは難点だ。
サイズの大きいバックアップファイルに注目
Windows 7/8.1から「Windows 10」にアップグレードすると、過去の環境をバックアップした「Windows.old」フォルダがCドライブに生成され、これによりアップグレード前の状態に戻ることができる。
このバックアップフォルダは、1カ月後に自動で消去される仕組みになっている。Windows 10にアップデート後、自身の環境で動作に問題があれば、1カ月間は元の環境へ簡単に戻せるとアナウンスされているのはこのためだ。
環境にもよるが、Windows.oldフォルダは容量が大きく、ディスク容量を圧迫する。不要ならば削除しても構わないだろう。ただし、もしトラブルが発生しても、アップグレード前の環境に戻せなくなるので注意してほしい。
「ディスクのクリーンアップ」でWindows.oldを削除する
Windows.oldフォルダを削除するには、ディスクのクリーンアップを利用する。コントロールパネルから「システムとセキュリティ」→「管理ツール」→「ディスクのクリーンアップ」を開く。
→・Windows 10で従来のコントロールパネルを表示する
続いて、ディスクのクリーンアップ内にある「システムファイルのクリーンアップ」を選択し、一覧の中にある「以前のWindowsのインストール」にチェックを入れてOKを押す。
以上でディスクのクリーンアップが完了し、Windows.oldフォルダは削除される。アップデートから1カ月経過すれば自動で削除されるデータだが、ディスク容量を少しでも早急に確保したい場合は有効な手段となる。
ただ、ディスク容量に余裕がある場合は、念のために1カ月間は残しておくというのも手だ。
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