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WWDC 2016にAppleの未来を感じた理由とは? エンジニア参加者が語る(4/4 ページ)
基調講演が一般にもライブ配信されたAppleの「WWDC 2016」ですが、視聴者の評価は分かれたように思えます。もっとも、WWDCとはその名の通り「世界開発者会議」。ユーザー視点ではなく、エンジニアとして参加した視点から現地で感じたことをお伝えします。
まとめーーWWDC 2016は数年後に再評価される?
つい熱くなって長文になってしまいましたが、少し見方を変えて大局的な視野に立ってみると、今回のWWDC 2016がいかにエキサイティングな発表で、Appleだけでなく、コンピュータの歴史的にも大きなイベントだったとは思いませんか。
このまま順調にiOSが成長を続け、真に自立した環境を実現したら、「その転換期はWWDC 2016だったね」と振り返ることになるかもしれません。
そんな想像力を膨らませながら、WWDC 2016の基調講演を見返してみると興味が沸いてくるかもしれませんよ。
2日目は日本のMac/iOSデベロッパーでお世話になってない人はいないというくらい有名な書籍「HMDT」の著者である木下誠さんにインタビューしました
3日目のランチで日本人参加者の皆さんと同席させていただき、WWDCの感想などをお聞きしました
フェンリルのiOSエンジニア圖子達也さんにインタビューしました
僕にとってWWDCの閉幕は、お祭りが終わってしまったよう感覚でした
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OpenDoc、HyperCard、Dynabook、Knowledge Navigatorがそこにあった。そして、世代交代してもまったくぶれていないAppleが見えた。
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