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AirPods発売延期!? よろしい、ならば「Beats Solo3 Wireless」だアップルPickUp!

AirPodsが待てないのでBeats Solo3 Wirelessを使ってみたよ。

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 米Appleの左右分離型ワイヤレスイヤフォン「AirPods」。専用に設計されたW1チップによって、効率的にバッテリー駆動時間を管理し、AirPodsをiPhoneに近づけるだけでペアリングする画期的な機能を備えています。Appleは「ワイヤレスヘッドフォンの手間から、ついにあなたを開放します」とアピールしています。

いやいや忘れていませんか! W1チップが搭載されたヘッドホンが、実はAirPodsよりも先にすでに発売されていることを!

 AirPodsと同時発表されたのが、同じくW1チップを搭載するBeats by Dr. Dreのワイヤレスヘッドフォン/イヤフォンです。耐汗・防沫機能を備えたスポーツ用イヤフォン「Powerbeats3 Wireless」、持ち運びやすくリーズナブルな「BeatsX」、そしてBeatsを代表するヘッドフォンの「Beats Solo3 Wireless」。BeatsXは今秋発売予定ですが、Powerbeats3 WirelessとBeats Solo3 Wirelessがすでに販売されていることは意外と知られていません。

 そこで今回、AirPods発売を前に、Beats Solo3 Wirelessで一足先にW1チップの実力を体験してみました。

 カラーラインアップは、グロスブラック、グロスホワイト、シルバー、ゴールド、ローズゴールド、ブラックの6色。グロスホワイト以外は、iPhoneと組み合わせてコーディネートを楽しめるようになっています。

Apple表参道のスタッフによると、人気のカラーはブラック系ですが、女性へおすすめするのはローズゴールドとのこと。イケメ……親切なスタッフさんが笑顔で「似合うと思いますよ」と言ってくれたので、ローズゴールドに即決しました

レッドとブラックのBeatsカラーの箱を開けると、キャリングケースが現れました。ロゴもヘッドフォンと同じローズゴールドです

Solo3のほか、キャリングケース、3.5mmのRemoteTalkケーブル、ユニバーサルUSB充電ケーブル(USB-A - USB Micro-B)、クイックスタートガイド、保証書、Beatsロゴのステッカーが入っています

 まずはセットアップから。電源をオンにしたSolo3をiPhoneに近づけると、画面にウィンドウが自動的に現れます。あとは「接続」をタップすれば、あっという間にペアリング完了。Bluetooth設定画面すら開く必要がなく、誰でもワンタップで簡単に接続できます。

ワンタップ接続はiOS 10以降に対応します。Solo3の画像が現れる演出がニクイです

 効率のよいW1チップによって、バッテリーの持ちも飛躍的に向上しました。前モデルのSolo2はバッテリー駆動時間が最大12時間でしたが、Solo3は最大40時間まで延長。5分の充電で約3時間再生できる急速充電機能にも対応したので、バッテリーの心配をせずに1日中音楽を楽しめます。

使い始めて2週間以上経ちますが、まだ一度も充電せずに使えています。iPhoneにモバイルルーター、モバイルバッテリーにApple Watchと、充電するアイテムが年々増えていく人間にとってはありがたいです

万が一バッテリー残量がゼロになっても、付属のRemoteTalkケーブルでワイヤードのヘッドフォンとして使うことができます。ただイヤフォンジャックを廃止したiPhone 7/7 Plusでは、Lightning端子の変換ケーブルが別途必要になります

 残念ながら、AirPodsの特徴である「耳への着脱をセンサーで感知し、自動接続/一時停止する機能」は搭載されていません。その代わりSolo3では、左のイヤーカップのボタンを押して、音量調節や再生/一時停止などの操作が可能です。

 AirPodsの発売が延期され、出荷時期は不透明な状況。また、Apple PencilやiPhone 7ジェットブラックのように品薄になる可能性も十分考えられます。ワンタップペアリングを早く試したい人、バッテリーの持ちのよさを優先する人は、W1チップ搭載のBeatsシリーズも選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

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