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Windows 10がHoloLens世代に向けたUI刷新を計画か鈴木淳也の「Windowsフロントライン」(2/2 ページ)

かつてデスクトップUIとタッチUIの両立に悩んだMicrosoftだが、今度はAR/VR/MRに適した新しいWindowsのUIを模索しているようだ。

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見えてきた2017年のWindowsアプリ開発環境

 前述のように、Project NEONの投入ターゲットは2017年秋のRS3配信のタイミングが見込まれており、RS3に該当するWindows 10 Insider Previewビルドの中に2017年4〜5月以降に順次組み込まれていくとみられる。

 このProject NEONの仕様の一部は、現行のRS2ことCreators Updateに盛り込まれる可能性もある。RS3が登場する時期までにアプリのProject NEON対応を進めるため、2016年12月〜2017年1月以降のタイミングで順次情報を小出しにし、2017年3〜5月くらいに実施が見込まれる開発者会議「Build 2017」でWindows Holographic時代のプログラミングについてデザインガイドを含む情報発信を行い、2017年秋に向けてデバイスとアプリの両方について準備を進めていく、というのが理想的な流れだ。

 こうしてみると、RS2、RS3ともにWindows Holographic時代をにらんだ機能強化が続き、2017年はWindowsにとっての「3D元年」とも言える年となりそうだ。

 2016年12月7日〜9日には中国の深センでハードウェア開発者向けカンファレンスの「WinHEC」が開催され、Windows Holographic対応デバイスのハードウェア要件やPC側の対応についての詳細情報が公開されるだろう。ここで語られるWindows UIの情報は限定的になる可能性が高いが、まずは迫りつつある次のMicrosoftのアクションに注目したい。


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