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コンパクトで高性能、優れた柔軟性と拡張性を兼ね備えたコスパ良好の超小型PCでオフィスをより快適に!(2/2 ページ)

働き方改革の流れの中で、会社からノートPCを支給される機会が増えている。しかし、全ての部署がノートPCに適しているかというと話は違う。そのような場合に、省スペースで高性能、拡張性も豊富な超小型PC「MousePro M」シリーズの優れた汎用(はんよう)性が力を発揮する。

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基本スペックはBTOで柔軟なカスタマイズが可能

 PCとしての基本スペックのバリエーションが豊富な点も、MousePro Mシリーズの大きな特徴だ。CPUとしては、Core i5、Core i3、Celeronの3種類が用意されており、それぞれのCPU別にベースモデルが複数あり、さらにBTOでのカスタマイズにも対応している。

 いずれのCPUも開発コード名「Whiskey Lake-U」ことモバイル向けの第8世代Coreプロセッサー(Celeronも世代は共通)で、電力効率や省電力性に優れている。

 評価機となるMousePro-M600FのCPUは2コア4スレッドのCore i3-8145Uで、動作周波数は2.1GHz〜3.9GHzというスペックだ。メモリは8GB(8GB×1)、ストレージは128GBのM.2 SSD(Serial ATA 6Gbps)となっている。

 オフィスアプリを利用した事務作業、書類作成などを快適に行えるスペックといえる。いずれもノートPC向けの部品を使っており、小さなボディーでも放熱面に不安はない。

 ボディーは拡張性にも優れており、メモリは最大32GBまで搭載できる。ストレージもM.2 SSDの他に2.5インチのSSD/HDDを装備可能だ。M.2 SSDに関しては、PCI Express/NVMe対応の高速SSDも選べ、容量は最大で2TBとなっている。2.5インチSSD/HDDと合わせれば、最大4TBの容量を内蔵できる。

MousePro-M600F
電力効率に優れるモバイル向けの第8世代Coreプロセッサー(開発コード名:Whiskey Lake-U)を採用する。評価機は2コア4スレッドのCore i3-8145Uだった。なお「CPU-Z」の現行バージョンだと、Code Nameが「Kaby Lake-U/Y」と表示される
MousePro-M600F
ストレージにはレスポンスに優れるSSD(SATA)を搭載。BTOでは、より高速なPCI Express/NVMeインタフェースのSSDも選択可能だ。容量も柔軟に選べる
MousePro-M600F
CrystalDiskMark 7.0.0のテストスコア。比較的少ない容量ということもあり、SATA SSDとしては一般的な性能だが、それでもランダムアクセス性能はHDDの数十倍、HDD搭載PCからのリプレースなら格段に快適になるだろう
MousePro-M600F
ケースカバーを開けたところ。モバイル向けの電力効率に優れた部品で構成されている。拡張性も高く、メモリは最大32GBまで、ストレージもM.2 SSDと2.5インチSSD/HDDを両方搭載でき、合計で最大4TBのストレージを装備できる

ミドルレンジでもオフィスワークを快適にこなせるパフォーマンス

 ベンチマークテストの結果を確認しよう。

 スペックは、CPUがCore i3-8145U、メモリが8GB、ストレージが128GB M.2 SSD、グラフィックス機能がCPU内蔵のIntel HD Graphics 620、OSがWindows 10 Pro 64bit(バージョン1909)という内容だ。比較対象として4年半ほど前に購入した旧型PC(Core i5-5300U、メモリ8GB、SSD 250GB)のスコアも掲載した。

 今回の評価機は、MousePro Mシリーズの中でミドルレンジに位置するモデルで、コストと性能のバランスを重視した内容だ。比較用PCも旧型とはいえ、当時のビジネスPCとしては相当に良いスペックだっただけに、さほど差はつかないと予想したが旧型PCをはっきりと抜き去る結果になった。

 まずは、CPUのシングルスレッド性能の目安となるCINEBENCH R20のCPU(Single Core)のスコアに注目したい。旧型PCと比べると100近く、率にして36%ものスコアアップを果たしている。

 シングルスレッド性能はOSの基本操作のレスポンスや、アプリ全体の操作感に影響がある。特にオフィスアプリの操作感においてはマルチスレッド性能よりも影響が大きいだけに、オフィスアプリの作業効率、生産性向上はかなり期待できる。

 マルチスレッド性能の目安になるCPUスコアも、旧型PCをはっきりと上回っている。Core i3-8145UとCore i5-5300Uでは、CPUのコア数は同じ2コア4スレッドでも性能はきっちりと向上している。

 より実践的なテストであるPCMark 10でもそれを裏付ける結果が出ている。Webブラウジングやビデオチャットなど日常操作を行う「Essentials」、オフィスアプリを使って作業する「Productivity」、写真や動画の編集などクリエイティブな作業をシミュレートする「Digital Content Creation」のいずれの項目でも旧世代PCを大幅に上回るが、特にEssentialsやProductivityでは差が大きい。最新製品ならではのアドバンテージを確認できる。

 なお、Electronic Educational Devices製「Watts up? PRO」で測定したアイドル時の消費電力は約6.3W、CINEBENCH R20実行中のピーク電力でも約27Wだった。デスクトップPCなので液晶ディスプレイの電力は含まれていないが、モバイル向けの部品で構成されているだけあって電力効率はさすがに優秀だ。

MousePro-M600F
CINEBENCH R20のスコア。CPUスコアも良いが、CPU(Single Core)の値も旧世代PCから大幅に上がっていることに注目したい
MousePro-M600F
比較用PCのCINEBENCH R20のスコア
MousePro-M600F
PCMark 10のスコア。比較対象となる旧世代PC(Core i5-5300U搭載)に比べて、全ての項目で大幅に進化していることが分かる

業務に合わせて選べる洗練された仕様の超小型デスクトップPC

 MousePro Mシリーズの魅力は、何といっても超小型のボディーだ。単体ではノートPCよりもはるかに小さく、液晶ディスプレイにもスマートにマウントできるため、外付け液晶ディスプレイを利用する前提ならばノートPC以上の省スペース性を備えている。スペースに限りがあるオフィスにはぴったりだ。

MousePro-M600F
同社の13.3型ノートPCと比較したところ。本製品がいかにコンパクトであるかが分かる。それでいて、拡張性も豊富で業種や職種を選ばずに活躍してくれるモデルといえるだろう

 パフォーマンスについては構成次第となるが、ベンチマークテストの結果に見るように、Core i3搭載のリーズナブルなモデルでもオフィスでの作業が快適にできる性能を実証している。また、USB Type-CやWi-Fi 6対応など先進機能を備えつつ、従来製品との互換性にも配慮された豊富なインタフェースも魅力だ。

 そしてもう1つ、強調しておきたいのがリーズナブルな価格である。同社の直販サイトでは、Celeronモデルは4万2800円という低価格で販売されている。今回取り上げたMousePro-M600Fも、64bit版のWindows 10 Proをプリインストールしながら、8万28000円と税込みでも10万円を余裕で下回るプライスだ。

 受付端末やデジタルサイネージ、軽めのオフィス事務なら低コストのCeleronモデル、一般オフィス用途ならCore i3モデル、より高い生産性を求めるならばCore i5モデルと、業務にぴったりの製品を選べるのも魅力。モバイル向けの部品中心に構成されているだけに電力効率もきわめて優秀で、省エネルギー、電気代の節約といった部分でも貢献できそうだ。省スペースなデスクトップPCを探しているならば、真っ先に検討に値する製品といえるだろう。

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提供:株式会社マウスコンピューター
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2020年3月25日

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