最強水冷やOC特化にガンダムも! ASUSTeKから個性派Z590マザーがザクザク:古田雄介のアキバPick UP!(2/4 ページ)
大型連休の直前に、ASUSTeKからROGブランドやガンダムコラボのIntel Z590チップセット搭載マザーボードが登場した。ASRockからもオーバークロック特化のRadeon RX 6900 XT搭載グラフィックスカードが登場するなど、とがったパーツ好きには見逃せない状況となっている。
ASRockから30万円超のオーバークロック重視のカードが発売
一瞬で姿を消した「ROG STRIX GeForce RTX 3080 GUNDAM EDITION」と対照的に、グラフィックスカード売り場のショーケースで目立っていたのは、ASRockの「Radeon RX 6900 XT OC Formula」だ。価格は30万6000円前後となる。
OC Formulaといえば、オーバークロック向けのマザーとして5年以上前から高い評価を得ているシリーズだが、Radeon RX 6900 XT OC Formulaは高クロックにチューニングした仕様となっているのが特徴だ。
GPUの標準仕様ではベースクロックが2125MHz、基板にあるBIOSスイッチの切り替えによりP(Performance)モードで2295MHz/2475MHz(ゲーム/ブースト)、Q(Quiet)モードで2165MHz/2365MHz(ゲーム/ブースト)に設定できる。
入荷したTSUKUMO eX.は「極限まで性能を求める人に注目されていますね。優秀なチップが選別されているので、信頼性という点からも評価されていると思います」と話していた。
一方で、別のショップでは「マイニング需要はなさそうですね。あの用途で見るとコスパ的に難しいところがありますから。今のところ転売ヤーにも狙われていないようで、ある意味、本来必要とする人に届きやすいモデルになっています」とのコメントも聞いた。
関連記事
- 「夜は早くなった」――3度目の緊急事態宣言を迎えた自作街
大型連休期間に突入した日中のアキバを歩き、PCパーツショップの空気感を探った。グラフィックスカードは相変わらず枯渇しているが、大容量HDD購入の波は収まった様子だ。 - TDP 35Wの低消費電力版第11世代8コア「Core i9-11900T」&「Core i7-11700T」が登場!
第11世代Core iシリーズ向けのハイエンドマザーボードが続々と登場する一方で、CPUは低消費電力版の“末尾T”モデルがバルク品として少数出回るようになった。小型PCの自作を後押ししそうだ。 - HDDマイニングの波が襲来!――転売ヤーに警戒を強めるショップ
慢性的なグラフィックスカード不足の中で、HDDマイニングの需要が突発的に高まり、PCパーツショップには新たな“お願い”の札が増えた。メッセージも、より具体的になってきた。 - 夏を前にペルチェ冷却付き水冷キットなどの“すごいパーツ”が続々登場!
EK Water Blocksの水枕を組み込んだGeForce RTX 3090/3070や室温以下まで冷却できる水冷キットなど、先週は水冷系の目立つパーツが多かった。また、「黒歴史最終処分場。」がSSDの破壊にも対応した。 - グラフィックスカードの購入は月1回まで――新たな転売対策を立てるショップも
半導体不足が年末まで続く予測と、ビットコイン高騰の記事が新聞などで踊る中、アキバでは今日もグラフィックスカードが枯渇している。その対策として、より強力な打開策を打ち出すショップも出てきた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.