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「宣言じゃなくて感染者数で」――アキバの客足が鈍る古田雄介の週末アキバ速報(2/2 ページ)

炎天下のアキバは、普段の夏休み期間よりも人通りが少ないように感じた。PCパーツショップでも「確かに客足が鈍っています」とのコメントをいくつも聞いた。変化が起きている。

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平常化は、いや、まだまだ……――非LHRの駆け込み需要も発生

 そういった空気の中で、マイニングブームによるハイエンドグラフィックスカードの急激な需要増だけは、落ち着いたかに見えた。しかし、「平常化は、いや、まだまだ……」とのコメントを複数のショップで聞いた。

ドスパラ秋葉原本店
ドスパラ秋葉原本店のPCパーツ売り場。グラフィックスカードの購入制限を継続している
ドスパラ秋葉原本店
同店のグラフィックスカード売り場

 あるショップは「(マイニングに適している)非LHRモデルの店頭在庫を探す動きが最近活発になっていますね。すぐにマイニングに使うというより、非LHR版が手に入る今のうちにストックしておいて、将来のブーム再燃に備えるということもあるみたいです」という。

 とはいえ、非LHR版だと店側が断定するのも難しい。「LHRのロゴが貼っていないパッケージでも制限をかけていることもあるみたいで、そこをはっきりさせていないメーカーが結構多いんですよ。正直、相談されても明言できない状況です」(同店)

TSUKUMO eX.
TSUKUMO eX.のハイエンドグラフィックスカードコーナー

 一方で、「これまでグラフィックスカードの枯渇や高騰で買えなかった一般のお客さんが、夏休みや夏のボーナスを機に買いに来られるという動きもあって、2層で盛り上がっている感もあります」(別のショップ)といった話も聞いた。

 いずれも、一過性の動きとみる向きが多い。が、いつまで続くかもまた見えない。

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