初のPCIe Gen 5対応SSDがCFD販売から登場も枯渇気味:古田雄介のアキバPick UP!(1/4 ページ)
PCパーツショップのSSD価格表に「PCIe Gen 5」のカテゴリーが加わった。しかし、属する製品の価格欄には大抵「在庫切れ」の札が貼られている。
1月末から先週末にかけて、複数のショップがSSDの価格表にCFD販売の「CFD Gaming PG5NFZ」シリーズを追加している。登場したのは2TBモデルの「CSSD-M2M2TPG5NFZ」で、価格は5万円弱だ(税込み、以下同様)。店頭販売では、PCIe Gen 5に対応する初のSSDとなる。
PCIe Gen 5 x4対応の新SSD 2TBモデルが5万円弱でデビュー
CSSD-M2M2TPG5NFZのシーケンシャル速度は、最高値でリード毎秒10GB/ライト毎秒9.5GB、ランダムアクセス速度の最高値はリード1500K IOPS/ライト1250K IOPSとなる。シリーズには、他に4TBと1TBのラインアップが用意されている。
注目度の高い製品ながら街全体の入荷数が少なく、先週末の時点で売り切れとなっているショップが多かった。パソコンSHOPアークは「初のGen 5対応ながら、2TBモデルとしては手を出しやすい価格帯なのも強みですね。勢いよく売れました」という。取材時点で在庫を確保していたドスパラ秋葉原本店も「需要を考えると、週末までにはなくなってしまう可能性は高いですね」と話していた。
ただし、今のところ発熱を気にしている人も少なくない様子だ。あるショップは「CFD Gaming PG5NFZシリーズも冷却ファン付きの大型クーラーを標準搭載していますし、2022年末にはASRockがPCIe Gen 5対応をうたうM.2 SSD用クーラー「Blazing M.2 Gen5 Fan-Heatsink」を投入しました。熱の吸引だけでなく、ケース内での放熱もしっかり考えないといけないでしょう」と説明する。
続いては、簡易水冷クーラーのニューフェイスを見ていこう。
関連記事
- 年末に登場したNoctuaドライバーが複数ショップで再デビュー
年末に話題になったNoctua純正ドライバーが再び脚光を浴びている。一方、ID-COOLINGからは4000円切りのCPUクーラーと1000円切りの汎用(はんよう)ファンが登場した。 - 液晶付きの白いGeForce RTX 4090と水冷のRadeon RX 7900 XTXなど高級グラフィックスカードが話題に
4.3型の液晶パネルが付属する玄人志向の「GK-RTX4090-E24GB/HOF」や、ASRockの水冷モデル「Radeon RX 7900 XTX AQUA 24GB OC」など、スペシャルなハイエンドグラフィックスカードが登場し、好調に売れている。 - まるでショウウィンドウ? ボディー内部丸見えのPCケース「NZXT H9」が脚光を浴びる
柱で区切らないL字のシースルーケース「H9」や、定格1000WでATX 3.0にも対応するSFX-L電源ユニット、フレーム側が光る「TOUGHFAN RGB」シリーズなど、自作マシンの可能性を広げる新製品が今週は目立っていた。 - 1.5万円&0.8万円のSocket AM4マザーの入荷に「こういうのでいいんだよ」の評
1.5万円で買えるB550マザー「PRO B550M-P GEN3」や、8000円切りのA320マザー「PRIME A320M-A」が売り場に並んだ。高価なマザーボードが増えるなかで、パソコン工房 秋葉原BUYMORE店は注目株と強く推す。 - 「Core i9-13900KS」と「Ryzen 7000無印」が登場! ショップの反応で分かったこと
年明けからのCPU新モデルラッシュは、先週末にも見られ。Intelからは最大6GHz駆動の特別モデル「Core i9-13900KS」が、AMDからはTDP 65Wで動く無印「Ryzen 7000」が3モデル投入されている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.