静電容量無接点方式ゲーミングキーボードに新たな選択肢――「REALFORCE GX1」を試す(1/4 ページ)
究極のキースイッチである静電容量無接点方式のゲーミングキーボードを東プレが発売した。REALFORCE GX1だ。前モデルからの進化点とユニークなDual-ACP機能、フローティングデザインを検証する。
高い耐久性、信頼性、静音性などから究極のキースイッチとも目される静電容量無接点方式スイッチだが、ゲーミングキーボードにおいては採用例が少ない。そんな中、東プレから同社2製品目のゲーミングキーボード「REALFORCE GX1」が発売された。前モデル「REALFORCE RGB」から何が進化したのだろうか。中身をチェックしてみよう。
静電容量無接点方式採用のレアモデル
キースイッチにはいくつかの方式がある。単に出荷数ベースで見れば、PCに付属されるような安価モデルでの採用例の多いメンブレンが主流だろう。しかし、ミドルクラスからハイエンドになるとメンブレンの採用例は少なくなり、メカニカルスイッチや静電容量無接点方式が多くなる。
中でもゲーミングキーボードにはメカニカルスイッチの採用例が多い。メカニカルスイッチはキーストロークの正確な伝達や高耐久性といった特徴が好まれているだけでなく、スイッチの規格がほぼ標準化している。個々のスイッチが複数のメーカーから販売されていることも、キーボードにこだわるゲーマーにとって大きなメリットになっている。メカニカルスイッチにはキーを押し下げたときの抵抗感の違いや荷重の違いで多くのバリエーションがあるため、フィーリングによって操作性に大きな影響が生じるようなゲームに向いている。
その一方で、静電容量無接点方式はメカニカルスイッチでは得られない独特のフィーリングをもたらしてくれる。その感覚が愛好者にとって他の選択肢を考えられないような無二の存在にしている。実際、静電容量無接点方式スイッチ採用の代表モデルである東プレの「REALFORCE」シリーズは、ゲーミングキーボードモデルが登場する前から一部のプロゲーマーなどに愛用されていた。
今回紹介するREALFORCEシリーズの最新ゲーミングキーボード「REALFORCE GX1」も、静電容量無接点方式を採用した製品だ。
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続いて、本製品の特徴を見ていこう。
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