ニュース
新世代Core(第14世代)のノーマル&低消費電力版モデルが一斉に並ぶ:古田雄介の「アキバPickUP!」(2/4 ページ)
IntelのCoreプロセッサ(第14世代)のラインアップが拡充され、新ブランドの「intel Processor」も加わった。消費電力を抑えた末尾Tモデルもバルクで出回り、選択肢が一気に増えている。
低消費電力版のCoreプロセッサは5モデル登場
リテールボックスの他に、組み込みや他のパーツとのセット販売を前提としたバルク品として、末尾Tの低消費電力版のラインアップも下記の5モデルが出回っている。
Intel製CPUの新ラインアップ | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
モデル名 | Pコア | Eコア | スレッド | 内蔵GPU | 消費電力 | 価格(税込み) |
Core i9-14900T | 8コア(1.1〜5.5GHz) | 16コア(0.8〜4.0GHz) | 32 | Intel UHD Graphics 770 | 35W〜最大106W | 9万2000円弱〜10万円弱 |
Core i7-14700T | 8コア(1.3〜5.2GHz) | 12コア(0.9〜3.7GHz) | 28 | Intel UHD Graphics 770 | 35W〜最大106W | 6万4000円弱〜7万円弱 |
Core i5-14600T | 6コア(1.8〜5.1GHz) | 8コア(1.3〜3.6GHz) | 20 | Intel UHD Graphics 770 | 35W〜最大92W | 4万2000円弱 |
Core i5-14500T | 6コア(1.7〜4.8GHz) | 8コア(1.2〜3.4GHz) | 20 | Intel UHD Graphics 770 | 35W〜最大92W | 3万9000円弱〜4万2000円強 |
Core i3-14100T | 4コア(2.7〜4.4GHz) | − | 8 | Intel UHD Graphics 730 | 35W〜最大69W | 2万1000円弱 |
いずれも、ベースの消費電力が35Wに抑えられているのが特徴だ。こちらは各ショップで入荷数やラインアップに違いがあり、供給量の少なかった「Core i3-14100T」は週末時点で街から払底していた。
こちらも反響はリテールボックスと変わらなかったが、その背景は少し異なる様子だ。あるショップは「低消費電力版ながら、最大の消費電力が相当いきますからね。末尾Tだからといって、小さいボディーで背が低いクーラーと組み合わせて使って大丈夫かなと思う人もやっぱりいますし」とこぼしていた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 液体金属採用! 水冷式GeForce RTX 4090搭載グラフィックスカードが約60万円でデビュー!
ASUS JAPANから、特別仕様のGeForce RTX 4090搭載グラフィックスカードが登場して注目の的になっている。また、3.5インチHDDの最大容量を更新するドライブも登場した。 - 「コロナ前に戻りましたって感じかな」――アキバの2024年年明け
年が明けた秋葉原は多くの人で賑わっていた。PCパーツショップの売れ行きも上々だった様子だ。年末ぎりぎりに入荷した新製品や、これから流通する製品の動向もレポートする。 - 立体での「映え」を意識する潮流が生まれた2023年
1年を通して振り返ると、とりわけショップ内の様相が大きく変わったのはPCケース売り場かもしれない。10万円超のマザーボードが増え、96コアのCPUも登場した。年の瀬に2023年のアキバ自作街を振り返ろう。 - 街は回復するも、自作予算の青天井は止まらない
コロナ禍が収まった電気街の様子は2019年以前に近くなったが、売れ筋パーツの価格はその頃から大きく上昇している。とりわけ目立つのはグラフィックスカードだ。前編はそこにスポットを当てて2023年を振り返る。 - 曲面ガラス採用のピラーレスケース&スニーカー型PCがショップ店頭に登場
年末年始はPC一新の需要が高まるタイミングでもあり、それを見越して斬新なPCケースが並ぶ時期でもある。ピラーレスのPCケースも多彩なモデルから選べる。