AppleがM3チップ搭載の「MacBook Air」を発売 13インチと15インチの2サイズで16万4800円から
Appleが、M3チップ搭載の「MacBook Air」を突如発表した。M2チップモデルと同様に13インチと15インチの2サイズ構成で、13インチモデルについては従来モデルも継続販売される。
※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Appleは3月4日、Apple M3チップ搭載の「13インチMacBook Air」「15インチMacBook Air」を発表した。Apple Store(店頭/Web)における最小構成の販売価格(税込み)は13インチが16万4800円、15インチが19万8800円となる。
なお、13インチについては、2022年7月に発売されたM2チップ搭載モデルの一部構成も併売される。Apple Storeにおける最小構成の税込み価格は14万4800円だ。
新モデルの概要
M3チップ搭載のMacBook Airは、M2チップ搭載の先代モデルのボディーデザインを引き継ぎつつ、基本スペックの底上げを図っている。Appleによると、過去のMacBook Airと比べた場合、M1チップ搭載モデル比で最大60%、最後のIntel CPU搭載モデルと比べると最大で13倍高速だという。
SoC(System-on-a-Chip)であるM3チップは、全構成でCPUコアは8基構成となる一方、GPUコアはモデルによって「8基」または「10基」となる(8基構成は13インチのみ)。ユニファイドメモリの容量は基本的に8GBだが、店頭販売モデルの最上位構成は16GB、Apple Storeなどで購入できるカスタマイズ(CTO)モデルでは24GB構成も用意されている。
SSDの容量はモデルによって256GBまたは512GBとなるが、CTOモデルの場合は1TBや2TBも選択可能だ。
画面パネルはLiquid Retina(IPS液晶)ディスプレイで、13インチモデルは13.6型(2560×1664ピクセル)、15インチモデルは15.3型(2880×1864ピクセル)のパネルを搭載している。いずれのパネルも10億色表示が可能で、DCI-P3の色域を100%カバーする。最大輝度は500ニトだ。Webカメラは1080p(フルHD)撮影に対応するFaceTime HDカメラを備える。
ポート類は左側面にMagSafe 3(電源入力)端子とThunderbolt端子×2を、右側面にヘッドフォン端子を備える。無線通信はWi-Fi 6EとBluetooth 5.3に対応する。
Thunderbolt端子はUSB4規格とThunderbolt 3規格を満たしたポートで、USB PD(Power Delivery)による電源入力と、DisplayPort Alternate Modeによる映像出力にも対応する。「Thunderbolt 4」を名乗っていないのは、画面の外部出力が2画面まで(※1)という制約があるためと思われる。
(※1)2画面の外部出力をする場合、本体を閉じた状態で運用する必要がある
バッテリーの容量は13インチモデルが52.6Wh、15インチモデルが66.5Whとなる。いずれもワイヤレスインターネットを最長15時間、Apple TVアプリのムービー再生を最長18時間楽しめるという。
ボディーカラーはシルバー、スターライト、スペースグレイ、ミッドナイトの4種類で、サイズと重量は以下の通りとなる。
- 13インチ:約30.41(幅)×21.5(奥行き)×1.13(厚さ)cm/約1.24kg
- 15インチ:約34.04(幅)×23.76(奥行き)×1.15(厚さ)cm/約1.51kg
関連記事
- M3ファミリー搭載の新型iMacと16インチMacBook Proを試して分かったこと
Appleが新たに投入したSoC「Apple M3ファミリー」を搭載したiMacとMacBook Proシリーズが発売を迎える。一足先に実機に触れた林信行氏が、試して分かったこととは? - Appleが新型M3ファミリーを発表! M3 MaxはM1 Max比で最大80%高速化
Appleがスペシャルイベントにおいて、新型Apple SiliconのM3ファミリーを発表、同時にMacBook ProとiMacの新モデルを投入した。 - M2チップ搭載の「MacBook Air」は7月15日発売 7月8日21時から受注開始
AppleがWorldwide Developers Conference 2022(WWDC22)で発表したM2チップ搭載の「MacBook Air」が、7月15日に発売されることになった。Apple Storeでは、7月8日21時から販売予約を受け付ける。 - 「15インチMacBook Air」を買うべき人は? ベンチマークテストも交えて解説
6月に発売された「15インチMacBook Air」は、15.3型のディスプレイを備えながらも約11.5mmの薄さと約1.51kgの軽さを実現した。その秘密はファンレス設計なのだが、実用的に使えるのだろうか。検証してみたい。 - 完成度を極めた新型「MacBook Air」 進化は「M2チップ」だけにあらず
7月15日に発売される新しい「MacBook Air」は、Apple M2チップが搭載されることに注目があつまりがちだが、それ以外にも見るべきポイントはたくさんある。発売に先駆けてレビューする機会を得たので、見どころをかいつまんで検証しよう。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.